節分といえば、今や恵方巻ですね。
今回はインスタ映えする恵方巻のおすすめ具材を配色と種類に分けてご紹介します。
まずは知っておきたい恵方巻のお約束
恵方巻のお約束といっても、恵方巻は伝統的な行事食というわけではないので、
堅苦しく考える必要はなさそうです。
近年はコンビニで多くの種類の恵方巻を見るように、
巻いてある食べ物ならば、なんでも恵方巻という名前を付けられます。
太さや長さもお好みでアレンジできますが、
一説に恵方巻発祥の地と呼ばれる栃木県磐裂根裂(いわさくねさく)神社のものと
同じサイズにするのであれば、直径は5cm、長さは20cmにしましょう。
恵方巻の食べ方にも厳密な決まりはありません。
・正座をして、
・その年の恵方(平成30年は南南東やや右)を向き、
・無言で
・一本丸々食べきる
というのが、一般的な風習とされていますが、
こうすることでご利益があるとか、こうしなければご利益がないということではなく、
あくまで行事食のような厳かさと縁起の良さを演出するために流行った食し方と思われます。
もしも20cmの恵方巻一本を一気に食べきる自信がないという場合は、
あらかじめ海苔の幅などを調節して、短い恵方巻を作るとよいでしょう。
また、途中で咀嚼することは禁じられていませんので、
安心してゆっくりと味わいながら恵方巻をいただきましょう。
インスタ映えする恵方巻の具材の配色
せっかくオリジナルの恵方巻を作ったのなら、
ぜひともインスタなどのSNSでお披露目したいですよね。
そこで、インスタ映えする恵方巻の具材の並べ方(配色)をご紹介します。
SNS映えを狙うとき、重視すべきは断面図です。
恵方巻も断面図がきれいになるように巻いていきましょう。
色の並べ方は「赤→橙→黄→黄緑→緑→青→紫」が理想的です。
これは、色相関図の並び順であり、虹の並び順でもあります。
色相関図や虹は人が美しいと感じる色の並べ方の基本ですので、
ぜひ配色をマスターしてきれいな断面図を作り出してみましょう。
以下に各色別のおすすめ食材をご紹介します。
恵方巻におすすめ色別の具材
赤
海老
海鮮恵方巻のみならず、お寿司屋さんの恵方巻でもおなじみの海老です。
蒸した海老のままでも、マヨネーズと和えてエビマヨにしてもいいですね。
かんぴょう煮
巻き寿司の定番、かんぴょう煮です。
ご年配の方に召し上がっていただく恵方巻には欠かせませんね。
真穴子
調理後のあなごは赤というよりは茶色に近いのですが、
味・見た目ともにワンランクアップしてくれる食材です。
まぐろ
大人が喜ぶ海鮮メインの恵方巻では、具材の王様ともいえるマグロです。
漬けにしてもいいですし、たたき身にしても、あえて焼いてもいいので、
調理のアレンジにも事欠かない優等生です。
カルビ
牛カルビもまた赤というよりも茶色に近い食材ですが、
文句なしでお子さんから大人までに大人気の、主役級食材です。
かにかま
かに風味かまぼこです。
赤色が鮮やかでインスタ映えにしっかりと貢献してくれる食材です。
お子さんが大好きで比較的お安いため、大助かりの一品です。
橙
イクラ
ちょっと贅沢な海鮮恵方巻にイクラはいかがでしょうか。
橙色の鮮やかな色合いが食欲をそそりますし、
夕食に恵方巻を振舞う場合でも、豪華さが演出できます。
サーモン
橙色といえば、サーモンですね。
和風の食材にも洋風の食材にも合う、オールマイティーな逸品です。
とびっこ
ぷちぷちとした食感と鮮やかな色彩で人気のとびっこです。
中に巻き込んでもいいですし、海苔の代わりにしてもカラフルです。
にんじん
細く切って茹でてバターで炒めるだけでグラッセができあがります。
グラッセならにんじんが苦手な人でも食べやすいので、恵方巻の具材におすすめです。
黄
玉子焼き
玉子焼きや厚焼き玉子、伊達焼き、錦糸卵などが黄色の定番メニューとなっています。
大人から子どもまで、みんな大好きな玉子焼きはインスタ映えにも一役買ってくれる頼もしいやつです。
チーズ
おこさま向けの恵方巻におすすめのチーズです。
チーズはご飯やお酢に合いますので、どんな種類のものでもOKです。
おすすめクリームチーズとスライスチーズです。
金ごま
とびっこと合わせて海苔の代わりに使用するときれいな色になります。
出来上がった恵方巻に少量振りかけても豪華な雰囲気になりますよ。
数の子
海鮮恵方巻などに、ちょっと贅沢な数の子です。
豪華な食材なので恵方巻用に準備するのは難しいですが、
賞味期限が比較的長いので、お正月の残り物を使ってみるのもいいかもしれません。
たまごサラダ
下準備がちょっと面倒ではありますが、
具材として恵方巻に入れると喜んでもらえる一品です。
タルタルソース
とんかつなどに添えるタルタルソースも色彩の一役を担ってくれます。
揚げ物と一緒に巻くと、味もぐっと華やかになります。
黄緑
キャベツ
キャベツは千切りにしたり、柔らかく煮たり、
海苔の代わりにしたりと意外なほど使い道のある嬉しい食材です。
からあげなどの揚げ物を巻くときに一緒に巻くと美味しさが一段とアップします。
リーフレタス
リーフレタスは海鮮恵方巻におすすめの食材となります。
しゃきっとした食感がまぐろやサーモンなどの食感とマッチします。
緑
きゅうり
緑色の定番はやっぱりきゅうりでしょうか。
どんな食材とも合うので、いろんなバリエーションの恵方巻に使えますね。
大葉
さっぱり和風の恵方巻に大活躍の大葉です。
チーズや揚げ物との相性も良く、洋風の食材とも抜群のコンビネーションを見せてくれます。
アボカド
海老との組み合わせがおすすめなアボカドです。
空気に触れると変色しやすいので、できるだけ素早く調理することをおすすめします。
小松菜
ほうれん草や小松菜など、身体に良い食材も入れたいですね。
アク抜きと塩ゆでをしておくことで、青臭さが消えて食べやすくなります。
なんといっても鮮やかな緑色が魅力的です。
青
紫芋パウダーと卵
ナチュラル素材で色つけするときにお役立ちなのが紫芋パウダーです。
卵と合わせると黄色と紫できれいな青色がさいげんできます。
紫
紫芋パウダー
市販の紫芋パウダーを小麦粉や牛乳などに混ぜ込んで調理すると、
きれいな紫色の食材を作ることができます。
紫キャベツ
そのまま使ってもいいのですが、
煮汁にして食材に色つけすると青や紫の色をきれいに表現できます。
煮汁で煮込む食材は、無着色のハムやかまぼこなどがおすすめです。
なす
なすもそのまま使うこともできますし
煮込んで煮汁を作り、食材を入れて煮込むことで色つけすることもできます。
煮汁で煮込む食材は、無着色のハムやかまぼこなどがおすすめです。
系統別で無難にまとまる恵方巻
一発で恵方巻を成功させたいのであれば、
海鮮なら海鮮、洋風なら洋風、あっさり系ならあっさり、
と同じ系統の食材を一緒に巻くことが一番です。
虹の色7つを全部一つに入れてしまう必要もないので、
系統別に好きな具材を入れて、巻くのが一番楽しいですね。
具材がごちゃごちゃにならないように巻くことができれば、
おのずとSNS映えする恵方巻になりますので、
楽しみながら肩の力を抜いて恵方巻を巻いてみましょう。