汗をかくことは良いことなのですが、そのニオイ、どうしても気になりますよね。
特に思春期の中高生は部活で汗をかくことも多く、ナイーブになっていることも。

親心としては、出来る限り子供の悩みを解決したいもの。
ということで、今回は汗のニオイが目立たなくなる体質改善法をご紹介します。

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汗が臭くなる原因とメカニズム

なぜ汗は臭うのでしょうか。
そして汗のニオイのキツイさはなぜ人によって違うのでしょうか。

汗に含まれる脂肪成分が原因

実は汗のニオイには、汗に含まれる脂肪成分の量がかかわっています。

汗に含まれる脂肪成分が体の表面に付着している微生物によって分解され、
ニオイの原因物質である脂肪酸に変化するのです。

また汗に含まれる脂肪成分は、汗腺類を刺激し、
汗やにおいを助長するため、ワキガの原因にもなりやすいのです。

つまり、汗の中に脂肪成分を多く含んでいる人は汗が臭くなりやすく、
汗の中に脂肪成分が少ない人は、汗が臭くなりにくいということです。

体内の臭いが汗とともに排出

また腸内体臭が汗とともに排出される場合があります。

食生活などが乱れ、腸内環境が悪くなることでニオイ物質が発生し、
それが血液で体中に運ばれて汗と一緒に排出されることがあります。


肉食・外食は汗を臭くする

汗のニオイの原因となる脂肪成分は、飽和脂肪酸を多く含む動物性脂肪です。

お肉には、中性脂肪や動物性脂肪、脂肪酸などが多く含まれています。
お肉を食べる習慣が乏しかった過去の日本では、
汗のニオイに悩まされることもあまり多くはありませんでした。

また、チーズやバター、生クリームも脂肪分を多く含んでいます。
その脂肪分は動物性脂肪なので、やはり汗のニオイの原因となります。

意外な落とし穴は、コンビニやファストフード店の揚げ物です。
トランス脂肪酸を多く含んだ油を使っている店舗が多く、
そのトランス脂肪酸は酸化することで体臭の原因となるノネナールを育成します。

また使い古されて参加した油が使われていることもあり、
健康面でもコンビニやファストフード店の揚げ物はリスクが高いのです。

夏場に食べたくなる激辛料理やエスニック料理など、
刺激の強い香辛料を多用した料理も汗腺の機能を高めてしまうため、
汗のニオイを誘発する原因となります。


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汗のニオイは食事で改善できる

汗のニオイの大きな原因が食事にあることから、
食事を変えることによって汗が臭くなる体質を改善することができます。

汗のニオイの原因が動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸とトランス脂肪酸なので、
それらを含む肉類や揚げ物などの高カロリー、高脂肪の食事を控え、
魚料理、野菜料理など和食を中心とした食生活に変えましょう。

おすすめの食材

不飽和脂肪酸を多く含む食材
・オリーブオイル
・魚類

腸内環境を整える食材
・海藻類やこんにゃくなどの植物繊維を豊富に含むもの
・大豆やごぼう、たまねぎなどのオリゴ糖を含むもの
 ※オリゴ糖は腸内の善玉菌を増やす機能を持っています。

・ほうれん草や小松菜など、血液をサラサラにする成分を持つ緑黄色野菜
 

まとめ

現代の食生活では動物性脂肪やトランス脂肪酸が多く含まれたものが
メインとして出される回数が増えています。

特に中高生などニオイに敏感になる年頃は、
それでもお肉やファストフードを好む傾向がありますので、
ご家庭で和食を中心とした身体に良い食事を出す必要性が高いです。

せっかくの夏なので、たくさん良い汗をかいて臭わないのが一番です。
まずはこまめに汗を拭きとることから始め、
家庭では、食事で身体の中からの体質改善を目指しましょう。

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