子どもが学校や習い事を嫌がったとき、どんな対応をしていますか?

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「行きたくない」は突然訪れる

子育てをしていて戸惑うのは、子どもの急な「行きたくない」です。

もしかして何かあったのかなという心配する気持ちと、
ワガママかな、サボりたいのかなという疑いで板挟みになってしまいます。

実は理由を聞き出してみると意外とたいしたことではなかったり、
逆に意外と深刻な状況だったりと、真相は聞き出すまで分かりません。

まずは子どもとしっかりと向き合い、「行きたくない」の理由を探ってみましょう。

子どもと上手に話すための5つの法則

1.頭ごなしに強制しない
2.大声を出さない
3.話を遮らない
4.根気よく話を聞く
5.ときに同調する

1 頭ごなしに強制しない

「いいから行きなさい」や「休むのはダメ」をいきなり言うのはやめましょう。

理由も聞かないうちに一方的な意見を押し付けるのは、話し合いではなく強制です。
自分が子どもと同じ年ごろのときに大人から同じように強制されたらどう思うか思い出しましょう。

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「行ってほしい」という大人の希望は最後に伝えます。

2 大声を出さない

理由を聞かれても、すぐにははっきりと言えないこともあります。
また子どもが、行きたくないという自分が悪いと自覚しているときも、
理由を説明する声が小さくなってしまいます。

そんなとき、ついイラッとしてしまって怒鳴ったりしていませんか?

大人の大きな声は、子どもにとっては恐怖の対象です。
特にお父さんなど男性の大声は大人の女性でも驚いてしまうもの。
萎縮してしまっては話せる理由も話せなくなります。

イラッとしても深呼吸で大声をおさえましょう。

3 話を遮らない

子どもが話している最中に言葉を遮ってはいませんか?

特に「でもさあ」や「いや、」などの言葉は、
遮るだけでなく、子どものそれまでの話を否定してしまっています。

否定されたものを続けるのは勇気が要ります。
子どもの主張を最後まで聞くためにも、話を途中で遮らないように気をつけましょう。

4 根気よく話を聞く

子どもの話は要領を得ないものが多いです。

そんなときは話をまとめようとして、
つい「つまり~ということ?」や「だから~なの?」と聞き返してしまいます。

子どもの主張を正確に理解している絶対の自信があるわけではないときは、
適度な相打ち以外は口を挟まないようにしましょう。

ゆっくりと時間をかけて根気よく子どもから話を聞き出します。
そうすることで信頼関係を維持することができます。

5 ときに同調する

子どもの話は長くなることが多いです。
言い訳が混ざったり話題が脱線したりすることがよくあります。

そんなときは無理に話を本質に戻さずに、
言い訳や脱線している話の中に同調できる部分を見つけて
「うんうん」「そうだよね」と頷きましょう。

それを何度か繰り返すうちに、子どもの心が解れてきます。
頑なに閉ざした心のままでは理由など話してくれるはずもありません。


ここまで努力したら、あとは子どもからの「あのね」を待ちます。
いくらでも待ちましょう。
この話をしている時間も、親子もしくは大人と子どものコミュニケーションとして、大切にしましょう。


まとめ

大人でも同じことですが、固くなってしまった心では、
子どもはたとえ親に対してでも本当のことは伝えられません。

「行きたくない」理由を聞き出し、それに対処するためにも、
まずは意固地になってしまった心を解してあげましょう。

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