子どもから「行きたくない」の理由を聞き出したら、
次は「行きたくない」を解消して「行く」という意思を引き出します。

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1 子供を説得する、その前に

まずは考えてみましょう。
頑なに行きたくないと主張する子どもに
無理強いしてまで行かせる必要はあるのかどうか、考えます。

子どもから「行きたくない」の理由も聞き出せているので、
「行きたくない理由」と「行くべき理由」を比較して、まずはあなたが判断しましょう。

そのうえで、やはり行くべきと思ったのなら、説得を開始します。


2 今まで頑張ってきたことを褒める

最初にすべきことは、
「行かなくない理由」を抱えながらもこれまで行っていたことを褒めてあげましょう。

こんなに頑張ってきてえらかったね、と褒めて、
こんなに頑張ってきたことをやめてしまうのだけどいいの? と尋ねてみましょう。

もったいないなぁとボソッと付け加えてもいいかもしれませんね。


3 選択肢を複数提示する

いくつか選択肢を用意しましょう。
子ども自身に選ばせることで、決断への責任感が大きくなります。

※複数の選択肢があるようで、
 実は一つしか選びようのないものにするとより説得しやすくなります。

例)
・学校に行ったら、誕生日に欲しがっていたおもちゃをプレゼント
・学校に行かないなら、残念だけど欲しがっていた〇〇はキャンセルかなぁ

・学校に行ったら、今日のおやつはいつもより豪華に〇〇にしよう!
・学校に行かないなら、おやつはママが食べちゃうね

・学校に行ったらパパとママがすごーく嬉しい気持ちになるよ
・学校に行かなかったらパパとママはすごーく悲しくなるけどいい??

以上のように対となる質問で、「行く」を選ばざるを得ない選択肢です。

ポイントはメリットとデメリットを子どもにもわかりやすく伝えることです。
そうすることで、メリットを選ばざるを得ない状況になりやすいです。


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4 「行きたくない」理由の解決策を提示する

ここまで来たら、
子どもが行きたくないと主張した理由に対する解消法を提案してみましょう。

大人が力になれることがあれば、協力を申し出ます。
あくまで提案として申し出るのであって、強制的に力を貸すのはNGです。

子どもがこちらの提案を受け入れたときは、全力で協力しましょう。

どうしても子どもが提案に対して好感触を見せない場合は、
少し大げさな提案をしてみましょう。

例えば、〇〇先生が嫌と言ったときは
(特に小学校中学年から高学年くらいの女の子に多いケースです)
「ママが学校に乗り込んで、先生に文句言ってあげようか!?」といった、
やりすぎ感のある提案をしてみましょう。

たいていの場合は、子どもはそれを嫌がりますし、
嫌がらなくても、大人が味方であるとはっきり認識してくれるので、
態度が軟化することが期待できます。

もし本当に学校に乗り込むことになったら、
いい機会なので、先生とお話して、どんな方なのか知っておくのもいいかもしれません。

実行することで、子どもの信頼を得ることができますし、
相手を知ることで、あなたの考えにも変化が訪れる可能性もあります。


5 応援する

最後は念押しの応援です。

あくまで「あなたの選択を応援します」というスタンスです。
行くことを褒めるのではなく、行くと決意してくれたことを褒めて、応援しましょう。

大人が「行くと決めたのはあなた」という姿勢を保つことで、
子どもがまた挫けそうになったときに、自分で踏ん張る力になります。


以上が子どもが学校や習い事を嫌がったときに説得する方法でした。

もし何をやっても話が進展しない場合は、
お互いに冷静になるために1晩時間を取るのもいいですね。

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