新しくカフェや喫茶店をオープンさせるとき、
使う食器を選ぶのもまた楽しみの一つですよね。

今回は温かいコーヒーやエスプレッソ系のドリンクを提供するときに使う
コーヒーカップの種類と入手方法についてご紹介していきます。


ドリップコーヒーなら味を引き立てる焼き物

ドリップコーヒーを出すときに、重要になってくるのがコーヒーカップです。
同じコーヒーを出すとしても、入れ物の見た目と口触り、保温性などにより、
コーヒーの味は一味も二味も変わってきます。

コクのある深い味わいのコーヒーであれば、厚みのあるカップ、
酸味のきいた軽い味わいのコーヒーであれば、薄いカップ、というように、
淹れるコーヒーの種類によってもカップを変えるのが理想的です。

とはいえ、複数のコーヒーカップを使い分けるのはややこしいことも確か。
そんなときは、焼き物に頼ってみましょう。

美濃焼や備前焼、信楽焼や有田焼など、日本の焼き物はその質の良さで有名です。
口当たりや見た目でコーヒーの味をぐっと引き立ててくれるので、
コーヒーが自慢の喫茶店をオープンさせるのであれば、
焼き物のコーヒーカップは外すことのできないマストアイテムといえるでしょう。

ここで気になるのがお値段ですね。
お店を開くとなるとコーヒーカップの数もそれなりに用意する必要があります。

ところがこだわりにこだわった焼き物だと、ひとつ数万円というものもあります。
数万円を十数組……これはちょっと、難しいですよね。


というわけで、個人事業主にやさしい楽天市場などのネットショップの出番です。
例として、楽天市場で検索してみると、
日本の焼き物のコーヒーカップが500円台から売られています。

たとえ1,000円以下の焼き物だとしても、
その焼き物でコーヒーをお出しすると、「お」と言ってもらえることが多々あります。
特にコーヒーの好きなご年配の方はよくご覧になっていますよ。

コーヒーカップの購入先でを迷っている場合は、ちょっと予算を引き上げて、
コーヒーの味が格段に変わる焼き物を選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。



エスプレッソ系ならステンレスマグもおしゃれ

カフェラテやカプチーノなどを提供する場合は、磁器製のマグカップでの提供が一般的です。
大手のカフェチェーンなどは、イートインであればほとんどが磁器製のマグカップでの提供です。

そのため、カフェラテなどを磁器製のマグカップで提供する予定の方も多いはず。
ですが、ここで少し、器での差別化を狙ってみるのもいいかもしれません。

もちろんエスプレッソだけとなると小さめのカップがいいのですが、
フォームミルクやスチームミルクを加えるエスプレッソ系のコーヒーは、
ステンレスのマグカップでお出ししてみるのはいかがでしょうか。

アウトドアで使うイメージが強くあるように、
二重構造になっているステンレスマグは保温性が高く、持ちやすいものが多くあります。

また、ステンレスマグは、カップの淵の部分が厚めになっているので、
濃いエスプレッソと濃厚なミルクの味が非常に引き立てられます。

銀という地色もまたスタイリッシュで、それだけでも十分絵になりますが、
デザイン次第でとてもおしゃれなオリジナルのマグカップが出来上がります。

ロゴなどが決まっているのであれば、オリジナルマグを作れるサービスもあります。
他のコーヒーショップや喫茶店、カフェなどとの差別化に効果が期待できます。





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オリジナルのマグカップを用意する

もちろん磁器製のマグカップはカフェの食器として王道なので、
大手チェーンのカフェの雰囲気を演出したい場合には、磁器製のマグカップを使いたいですね。

100円ショップなどでもおしゃれなマグカップがたくさん売られていますので、
費用を抑えたい場合は、100円ショップを積極的に利用したいですね。

もし予算に余裕があるのであれば、
大手チェーンのカフェ同様、お店のロゴなどをいれたオリジナルのマグカップを用意しましょう。

オリジナルのマグカップで提供することで、おしゃれな雰囲気を手に入れるだけでなく、
素人感を排除した、プロフェッショナルなお店を演出することができます。

もしかして、何店舗かあるのかな?と思わせる仕組みだけで、
お客様の個人的な印象によりお店のグレードが勝手にアップするというのは、
ブランディング戦略などでよく使われる手法でもあります。

既製品を購入するより予算は必要になりますが、
長く商売を続けていくうえで欠かせないお店のブランド力強化の効果が見込めます。




お店にあったテイストのものを選ぶ

ここまで、焼き物、磁器製、ステンレスのカップについてみてきました。

何を選ぶかはもちろんオーナーさんの好みです。
オーナーさんの好みを具現化したようなお店が出来上がることでしょうから、
素直に好みの食器を選ぶのが一番お店の雰囲気とも調和しそうです。

ただ、飲み物用のカップは直接お客様が触れるものでもあります。
お店らしさももちろんですが、使いやすさと何より味を引き立てるものを選びたいですね。

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