7月の北九州といえば、小倉祇園太鼓です。
毎年大勢の観光客で賑わうお祭りは、映画「無法松の一生」の1シーンとなりました。

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小倉祇園太鼓とは

400年近い歴史を持ち、「国選択無形民俗文化財」に指定された祇園祭です。

小倉城を築城した細川忠興公が、城下の無病息災と城下町繁栄を願い、
1617年に京都の祇園祭を模して始めたとされています。

全国的にも珍しい太鼓の両面かつ歩行打ちが特長で、太鼓、ヂャンガラ(摺り鉦)、
山車をひく子どものお囃子が1つの音を織りなす見ごたえたっぷりの太鼓祇園です。

小倉祇園太鼓のお囃子

小倉名物太鼓の祇園太鼓打ち出せ元気出せ
ア、ヤッサヤレヤレヤレ
小倉祇園さんはお城の中よ赤い屋根から太鼓がひびく
ア、ヤッサヤレヤレヤレ
太鼓打つ音海山越えて里の子供も浮かれ出す
ア、ヤッサヤレヤレヤレ
笹の提灯太鼓にゆれて夜は火の海小倉の祇園
ア、ヤッサヤレヤレヤレ
八坂祇園さんに揃うて詣れ揃い浴衣で皆詣れ
ア、ヤッサヤレヤレヤレ

参照元:http://kokuragiondaiko.jp/history/

上記のサイトでは実際のお囃子を音声で聴くことができます。

開催期間

2017年6月30日(金)~7月16日(日)

行事日程・会場

6月30日(金)

10:00~11:00 山鉾すす払い/小倉北区役所

7月1日(土)

19:00~20:00 打ち初め式/JR小倉駅前
※太鼓台開きといわれる太鼓の練習の解禁日

7月10日(月)

10:00~ お潮井取り/八坂神社

7月14日(金) お祭りの初日

13:30~ 御神幸祭/八坂神社→魚町・室町
     宵祇園/魚町銀天街周辺・商工貿易会館周辺ほか
18:00~ 据え太鼓披露/市役所・リバーウォーク周辺

7月15日(土)

12:00~ 御還幸祭/室町・魚町→八坂神社
13:00~ おもてなし太鼓/勝山橋 ※一般参加可
15:00~ 競演大会/小倉城大手門前広場
18:00~ 据え太鼓披露/市役所・リバーウォーク周辺

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7月16日(日) お祭り最終日

11:00~ 据え太鼓競演会/小倉城大手門前広場
13:00~ おもてなし太鼓/ちゅうぎん通り・みかげ通り ※一般参加可
17:00~ 据え太鼓披露/市役所・リバーウォーク周辺
18:30~ 打ち納め/小文字通り

アクセス

小倉周辺一帯が会場です。
JRのご利用が便利です。

車では都市高速大手町出口から約5分ほど。
勝山公園地下駐車場(150円/30分)がご利用いただけます。

より混雑を避けるのであれば、門司等の少し離れた駐車場に車をとめて
JRで小倉の会場まで移動することをおすすめします。

八坂神社

JR小倉駅から徒歩15分。

〒803-0813 福岡県北九州市小倉北区城内2


映画「無法松の一生」で世界中に知られた小倉太鼓

無法松の一生は、岩下俊作の小説「富島松五郎伝」が原作で、
1943年に最初の映画が公開、その後も3回ほど映画化されました。

阪東妻三郎・三船敏郎・三國連太郎・勝新太郎らの名優が松五郎を演じ、
戦後日本を代表する純愛映画として語り継がれています。

北九州市小倉が舞台のこの映画、
松五郎が小倉祇園太鼓で太鼓を打つ場面は、映画でもっとも盛り上がるシーンです。

2作目の無法松の一生は、第19回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しており、
小倉祇園太鼓は世界中に知られることとなりました。

松五郎が太鼓を打つシーンの影響は凄まじく、諸国でいろいろな太鼓が生まれ、
現代の和太鼓ブームにつながっていると言われています。

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