子犬を家族に迎えると、
一緒にお散歩することは大きな楽しみの一つです。

ところで、初めてのお散歩はいつからOKなのでしょうか?

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お散歩デビュー

お散歩デビューのタイミングは、
三回目のワクチン接種から二週間後以降となります。

※毎年の予防接種やワクチン接種のあとも
一週間程度はお風呂や激しい運動は控えましょう。

お散歩デビュー
初コンクリートにビビるあんこ

お散歩デビューの前に

それではワクチン接種から二週間経つまでは、
じっとおうちの中で孤独に過ごすべきでしょうか。

答えはNOです。

生後3ヶ月から4ヶ月のこの時期は、
犬にとって新しい体験をして学習する大切な時期となります。

家族以外のひとに会わせたり、
よその犬や猫、鳥などと対面させて社会性を育てましょう。

また、だっこしたり、キャリーバッグに入れたりして外を歩くのも
子犬にとって、良い体験になります。

車の走る音や電車の音、踏切の音など、
犬にとって大きな音は恐怖となりますので、
子犬のころから慣れさせておくと、
お散歩の途中で歩けなくなることが少なくなります。

だっこしてお散歩をするときもリードやハーネスをつけておきましょう。
なにかの拍子で腕の中から犬が飛び出さないとも限りません。

リードやハーネスをつけておくと不慮の事故を防ぐことができますし、
散歩の前にリードやハーネスに慣れることができるので、
お散歩中にそちらに意識を取られることがなくなります。

首輪やリードに慣れておく

急に首輪をつけると違和感を覚え、嫌がります。
お散歩デビュー前にお部屋で首輪をつけてみましょう。

首輪に慣れてきたら、こんどはリードやハーネスをつけて
お部屋の中で自由にさせてみましょう。

そうすることで、リードやハーネスに対する嫌悪感を防ぐことができます。

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リードやハーネスに抵抗がなくなったら、
室内でお散歩の練習をしてみましょう。

リードを持って、一緒に歩きます。
あなたよりも前を歩きそうになったら立ち止まるなどして、
リーダーウォークをしつけましょう。

リーダーウォークとは

人の横について歩く練習です。
しつけの基本となるトレーニングで、これを覚えると、
あなたに従うことが自然とできるようになります。

公園などの広い場所で行いましょう。
最後まで目を合わさず、褒める段階で初めて目を合わすと効果的です。

1、リードは少し余裕のある長さで、左手に持ちます。
2、人が自由に歩きます。犬は人について歩かせましょう。
3、リーダーウォークでは、犬を見なずに前を向いて堂々と歩きましょう。
4、犬とコミュニケーションを取らずに、曲がったりUターンしたりします。
  そうすることで、あなたについていくということを覚えさせます。
5、あなたよりも前には出しません。
  犬は好奇心が旺盛なので、前へ前へと歩いてしまいますが、
  足を使って押し留めるようにして左に曲がります。
6、犬が遅れがちなときは、反対に右に曲がりましょう。
7、犬があなたを見て、横について歩くようになれば成功です。
  しっかりと目を見て褒めてあげましょう。

お散歩に適した時間とは

お散歩はすればいいというものではありません。
時間によっては犬の身体にストレスをもたらしてしまう可能性もあります。

時間帯や歩く長さに気を付けて、楽しいお散歩にしましょう。

お散歩の長さ

大型犬

大型犬の場合、一日二回、各1時間以上がお散歩の目安となります。
ゆっくりと長い距離を歩くことが、犬にとっては幸せです。

中型犬

中型犬の場合、一日二回、各30分程度が目安となります。
また中型犬の場合はアクティブな散歩を目指して、
走る時間を入れるなど、犬の欲求を満たしてあげましょう。

小型犬

小型犬の場合は、家の中で動き回るだけでも十分な運動になります。
外でのお散歩は一日一回、20~30程度を目安にしましょう。

また小型犬の場合は毎日散歩をする必要はありません。
義務ではなく娯楽や趣味と捉え、天気の悪い日や忙しいときはお休みしましょう。

お散歩デビュー
慣れて駆け出すあんこ

お散歩の時間帯

時間帯にも気を付けましょう。
特に夏の暑い時期は、要注意です。

犬は人間よりも地面に近いため、より暑さを感じてしまいます。
夏場の日が照っている時間帯に散歩すると、熱中症などの危険があります。

夏場は朝、日が昇りきる前か、
夕方、日が暮れて地面の温度が下がった頃合いを見計らって散歩に出かけましょう。

雨の日の散歩にも気を付けましょう。
雨に濡れると、体温が急激に下がります。
雨具を使用し、散歩から帰ったら身体を拭いたりお風呂に入れたりしましょう。

また雨だけでなく風が強い日や雷が鳴る日はお散歩はお休みしましょう。
犬だけでなく、あなたにもケガや風邪などのリスクが生じます。

犬のお散歩はわんこだけでなく、
あなたも楽しむことで、長く続く習慣となります。


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