愛犬と楽しく毎日を過ごしていますが、
今日、こんなことがありました。

うちのこ(トイプードル)がおやつをくわえてクゥンクゥン鳴きながら室内をうろうろ。

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どうしたのでしょうか。
とっても切ない声で鳴きながらウロウロするものだから、
なんだか心配になってきました。

というわけで、うちのこ(名前はあんこ)の今回の現象について調べてみました。

きっかけ

生後半年が立ち、そろそろ歯が生え変わるころで、
きっと歯茎がかゆくて仕方ないだろうと思い、固めのおやつをあげました。

おやつ

一枚は体重的にも多すぎるので、四等分してまずは一欠片。
初めてのおやつなので、くわえたり落としたりなめたりと興味津々です。

そのうち「これはかむものだ!」と気付いたあんこは一心不乱に噛み始めます。

うんうん、と見つめながら仕事をしていると、ふと辺りを探し出すあんこ。
食べ終わったので、ほかにもないか探し出したようです。

四分の一じゃ少ないかなぁともう一欠片あげることに。
するとあんこはもらったおやつを口に加えてクンクンと鳴き始めたのです。

「え!? どうしたの!?」

驚いて、あんこに聞くけれど、ただただこちらをじっと見つめて鳴くばかり。

―――もしかしていらないのかな?

そう思っておやつを取り上げると、そのおやつを追ってついてきます。

―――いらないわけじゃないのか。

それなら、ともう一度与えると、やっぱり口にくわえて鳴き始めました。

「??????」

まったく意味が分からないながらも、あれこれと見当をつけていきます。
落ち着いて一人で食べられる場所を探しているのかとハウス(クレート)を
近くに持ってきても、やっぱり鳴くばかり。

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違うのかとハウスを元に戻すと、今度はあんこ、歩き始めました。
やっぱりハウス?と思ってみていると、室内をうろうろと回り出します。
それも切ない声で鳴きながら。

なんだ、これ。
どうすればいいの??

もはやお手上げなわたしは、素直に犬の気持ちが分かるという本を開きます。
が、どこにも今回の現象については書かれていません。
かろうじて似ていたのは、クンクン鳴くことが「おねだり」行為であることくらい。

仕方がない、Google先生に聞いてみよう、ということでネット検索してみると、
どうもよそのおこさんも同じような行動を取ることがあるようで、
飼い主さんたちは一様に首を傾げている様子でした。

調べてみたこと

気になりだしたら、答えを知りたい。
現象を細分化してそれぞれ個別に調べてみることにしました。

ちなみに、このときのあんこはというと、
いつもの場所に座っておやつを食べ始めていました。
結局食べるんだ?と内心で突っ込みながらも調べてみます。

クンクン鳴く意味

さきほど書いた通り、クンクン鳴くのには「おねだり」の意味があります。

実はこの「おねだり」、
元々は心細くて鳴いていたところ、飼い主さんが構ってくれるようになったので、
おねだりとしても鳴くようになったとか。

つまり、心細いときや不安なときにもやはりクンクン鳴くんですね。

うろうろする意味

こちらは犬の習性です。
犬は本来好奇心旺盛で探検好きな性分をしています。
そのため、ウロウロとするのは探検している動作なのです。
つまり、何かを(あるかないかも含めて)探してウロウロしているということで良さそうです。

口にくわえたままの意味

これも犬の習性ですね。
特にトイプードルは水猟犬だったので、獲物を捕らえたら離しません。

手に入れたおやつを口にくわえたままでいるということは
「これは、わたしのもの」と主張しているということでしょう。

もう一つ、重要なポイントがここにあります。
それは、犬は手に入れたものを集める習慣があるということです。
スリッパが片方ないなと思ったら、犬の秘密基地に隠されていた、
なんてこと、ありませんか?

古くは洞穴で生活していた犬たちですから、
きっと捉えた獲物も洞穴に持ち帰るのが当たり前の行動だったのでしょう。

結論

以上のことから、一つの結論が推測されます。

犬がおやつをくわえてクゥンクゥン鳴き、室内をウロウロする行動は、
手に入れた獲物を失うことを恐れて、隠すのにちょうどよい場所を探す行為

まとめ

あまりにも切ない声で鳴くので心配になりましたが、
結局はしばらくしておやつを食べ始めるので、
隠すのを諦めてここで食べちゃえ、ということなのかもしれません。
よっぽどおやつが気に入ったんでしょう。

そう考えると、おやつひとつに振り回されるうちのこ可愛いなぁと、
やっぱり今日という日も平和に過ぎていくのでした。

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