伊勢神宮は外宮と内宮があり、それぞれがとても広いため
しっかりと計画を立ててお参りするとがっつり観光することができます。

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基本マナー

歩き方

中央は神様の通り道なので、外宮では左側、内宮では右側を歩きましょう。

第一鳥居の前では足を止めて一礼します。
そのほか鳥居を見かけたら、通る前に軽く一礼しましょう。

手水舎(てみずしゃ)

まずは柄杓を右手で持って、左手→右手→口→左手の順で清める。
最後に柄杓を立てて持ち手を水で流してから戻す。

口を洗うときは左手にもった柄杓から水を右手に注いで、
右手を口につけてすすぎましょう。

二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)

二礼  :90度の最敬礼を二回繰り返します。
     焦らずにゆっくりと頭を下げましょう。

二拍手 :両手を合わせて右手を少し下にずらして音を鳴らすように手を打ちます。

お願い事:両手を合わせて住所名前、日ごろの感謝の言葉を述べましょう。
     お願い事がある場合は、そのあとにお願い事をします。

一礼  :最後にもう一度最敬礼します。

お願い事

内宮、外宮ともに正宮ではお願い事はせず、日頃の感謝を述べましょう。
お願い事は別宮(多賀宮や荒祭宮)でするのが良いとされています。

マナー

携帯電話やスマホはマナーモードにしておきます。
大きな声でのおしゃべりも控えましょう。

境内に入ると誰かの悪口や愚痴などはやめておきましょう。

服装は清潔感のあるものを身につけましょう。


外宮

伊勢神宮は外宮をお参りしてから内宮をお参りするのが正しい順序です。
伊勢駅から外宮参道を通って、表参道火除橋(おもてさんとうひよけばし)を渡ります。

外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)という食の神さまで
衣食住全般を司る産業の守り神(女神)が祀られています。

第一鳥居

手水舎で心身を清めたあとに出迎えてくれるのが第一鳥居です。
第一鳥居の前では一旦立ち止まり、一礼をしてから左側を歩いて抜けます。

正宮(しょうぐう)

まずは正宮から参拝します。
二礼二拍手一礼です。

豊受大御神(とようけのおおみかみ)の
穏やかな一面である和御魂(にぎみたま)が祀られています。

個人的なお願いごとは正宮では控えます。

三ツ石(川原大祓)

伊勢神宮のパワースポットとして有名な三ツ石です。

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この石に手をかざすと温もりを感じることがあるそうです。
結界で区切られているので、その中には手を入れず、石に両手の手のひらを向けてみましょう。

亀石

三ツ石の隣、何気ない平たい大きな石が橋のようになっています。

横穴式古墳「高倉山古墳」の入口の石だったと伝えられていますが、
高倉山古墳は残念ながら見ることができないようです。

歩いてみるだけでなく、手で触れてみると縁起が良さそうです。

多賀宮(たかのみや)

98段の石段を登りきったところにある第一外宮です。
挑戦の後押しをしてくれる豊受大神宮の(とようけだいじんぐう)
荒御魂(あらみたま)が祀られています。

新しいことにチャレンジするときはお参りしましょう。

※荒御魂とは神さまの活発な一面のことです。

土宮(つちのみや)

社殿の向きが唯一東向きであることを根拠に、
外宮が創建される以前からこの土地を守ってこられた
最長老の神様(大土乃御祖神・おおつちのみおやのかみ)が祀られていると言われています。

風宮(かぜのみや)

元寇の際に神風で日本を守ったと言われている風雨の神様が祀られています。

下宮神楽殿(げぐうかぐらでん)

特別なお願い事はこちらで。
御守りやお神札などを授かることができます。

お神楽をあげるならフォーマルな服装でお参りしましょう。

勾玉池

勾玉の形をした池で6月には花菖蒲が楽しめます。
休憩所もあり、お茶を頂けます。

式年遷宮記念せんぐう館

2013年の式年遷宮を記念して新設されました。
外宮正殿の実寸大模型や神宮の社殿などを間近で見ることができます。

開館時間:9:00~16:30(最終入館時間16時)
休館日 :第四火曜日(祝日の場合は翌日)
入館料 :300円

伊勢神宮外宮 周辺の地図やホテル・旅館の情報はこちら


外宮から内宮まで

外宮から内宮までは距離が離れているため、移動が必要になります。

移動時間は通常なら車で10分程度、バスなら15~20分程度です。
※祭事や行事が行われる繁忙期は渋滞が予想されます。

バスは外宮前バス停の2番乗り場から約10分間隔で運行しています。

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内宮

内宮には皇室の祖先であり最高位の神さまである天照大御神が祀られています。

宇治橋

(右側通行)

神苑(しんえん)と呼ばれる庭園を通り、手水舎で心身を清めましょう。

第一鳥居

右側通行です。
鳥居の前では立ち止まって一礼を忘れないようにします。

五十鈴川御手洗(いすずがわみたらし)

パワースポットのひとつと言われています。
手を浸しても良いので、ここでも手を清めてパワーを分けてもらいましょう。

第二鳥居を通り、正宮へとお参りします。

正宮

最高位の神様、天照大御神(あまてらすのおおみかみ)を祀るお宮です。
ご神体は三種の神器のひとつ、八咫の鏡とされています。

二礼二拍手一礼でお参りします。
こちらでの個人的なお願いは控えます。

※写真撮影は石段の下まで。

御稲御倉(みしねのみくら)

唯一神明造という伊勢神宮でのみ採用されている
特別な建築様式を間近で見ることができます。

外弊殿(げへいでん)

高床式の倉で古い神宝類などが納められています。

荒祭宮(あらまつりのみや)

内宮の第一別宮です。
天照大御神の荒御魂が祀られています。

個人的なお願い事がある場合はこちらお願いします。

風日祈宮(かざひのみのみや)

小さな橋を渡った先の風雨の神様を祀るお宮です。
内宮で最も強いパワースポットと言われています。

御厩(みうまや)

風日祈宮から再度橋を渡って戻り、第二鳥居をくぐらずに右手に進みます。
毎月1日11日21日には菊の御紋をつけた神馬が正宮にお参りします。
神馬を見ることができるとラッキーですね。

参集殿(さんしゅうでん)

御厩からすぐの場所にあります。
御守りを授かったり、参拝記念品を購入することができる休憩所です。

宇治橋を再び渡って内宮を出ると終了です。

伊勢神宮内宮の周辺地図やホテル・旅館はこちらから

※域内マップが配布されています。
 配布場所
  内宮:参宮案内所と内宮神楽殿
  外宮:入口にある衛士見張所と外宮神楽殿

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