個人事業主として活動していたり、アルバイトやパートをしていると
会社員ならば受ける義務がある年一回の健康診断が、義務ではありません。
もう何年も病院すらかかっていないという人も多いのではないでしょうか。

自覚症状のない病に、もしかすると、あなたもかかっているかもしれません。
身近な人に癌が見つかったので、わたしも今回人間ドックを受けてみることにしました。

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人間ドック受診の流れ

人間ドックは通常受診の二週間前までに予約が必要です。
受けられそうな日が見つかったら、早めに予約しておきましょう。

まずは受診したい病院や施設を決める

まずはお近くに人間ドックを実施している施設があるか、探してみましょう。

人間ドック・検診予約

わたしは検診診察所という、人間ドックや健康診断を専門的に行う機関で受診しました。

受診する施設を選ぶポイント

  • 自宅から通えるか
  • 通えない場合は一泊できる場所があるか
  • どの程度の設備が整っているか
  • 診察(問診)の評判はどうか
  • 実績はあるか
  • 説明は丁寧にしてくれるか

自宅から通えるか

検診の種類によっては、非常に体力を消耗するものがあります。
人間ドックを受けたあと、自宅まで安全に帰ることができる施設を選びましょう。

通えない場合は一泊できるか

あまりに遠いのでは、帰りが心配です。
評判の良い施設で受けたいけれど遠方であるという場合は、
旅行でもするついでの感覚で施設又は施設周辺の宿泊施設に泊まれるかを確認しましょう。

どの程度の設備が整っているか

検診によっては特殊な設備を使用する場合があります。
乳がん検診でマンモグラフィを希望する場合などがそうです。

診察(問診)の評判はどうか・実績はあるか・説明は丁寧にしてくれるか

検査はほとんど流れるように進んでいきますので、
問診で丁寧に検査結果について説明してくれるお医者さんがいると安心できます。

実績の有無もまた安心できるかどうかという点で重要です。
受けたいと思った施設・病院が決まったら、インターネットで評判を調べてみるといいですね。


受けたい検査を選ぶ

人間ドックを受けたい施設・病院が決まったら、
次にどの項目について検査を受けるか決めましょう。

受けられる検査は施設・病院によって異なりますが、
わたしは一般的な人間ドックと婦人科検診、胸部CTを受けました。

内容

ベーシックな人間ドック

・一般計測:身長、体重、血圧等
・尿検査
・血液学的検査:赤血球数、白血球数等
・肝機能系生化学検査
・循環器系生化学検査:コレステロール値等
・膵臓系生化学検査:血清アミラーゼ
・代謝系生化学検査:血糖等
・血清学的検査:血液型等
・心電図検査
・目・耳検査
・肺機能検査:肺活量等
・胸部X線検査
・胃部X線検査
・腹部エコー検査
・便潜血検査
・問診

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オプション

・乳がん検診:マンモグラフィ、触診等
・子宮頸部細胞診
・胸部CT

受診費用

どの程度の費用がかかるかも受診する場所によりますが、
わたしの場合は合計で67,608円かかりました。

人間ドック代:37,000円+税
婦人科検診+胸部CT:25,600円+税


送られてくる問診票と大便検査キット

受診したい施設・病院が決まり、受診する項目が決まれば、次は予約です。
直接電話するか、インターネットで公式サイトから予約することもできます。

わたしはインターネットで予約しました。
今はカレンダーで空き状況なども確認できるため、電話するよりも手短に終わります。

予約すると、施設側から予約確認のメールが送られてきました。
そのメールに受診日と受付の時間が書かれていました。

予約確認(予約確認メール受信の確認メールをこちらから送信)が終わると、
A4サイズの封筒で受診表と問診票と大便検査キットが送られてきました。

身体に異変の自覚症状があるかどうかが問われますので、
問診票の質問事項には正直に答えておきましょう。

大便検査キットは、2日分採取する必要がありました。
検査日の5日前から採取可能ですので、心配な方は早めに取り掛かりましょう。


人間ドック当日、受付時間に合わせていざ!

前日の注意事項

受ける検査にもよりますが、わたしの場合は前日夜9時以降は食事はNG、
当日も受付の2時間前までしか水分は取れませんでした。

うっかり次の日の予定を忘れて遅い時間に食事をしてしまう人も多いので、
ぜひ気を付けましょう。
万が一夜9時以降に食べちゃった場合は、受診機関に相談してくださいね。
※送られてきた書類一式に注意事項が書かれています。
 よく読んでルールを把握しておきましょう。

当日は受付時間前に着くように

送られてきた受診表、問診票、大便検査キットをすべて持って、いざ人間ドックへ。
このとき、念のため以下のものも持っていきましょう。

・健康保険証
・おくすり手帳

使わないこともありますが、持っていくといざというときに安心です。

できれば受診する施設・病院の場所は事前に一度確認しておきましょう。
わたしはぶっつけ本番過ぎて、道に迷った挙句、
同系列の別の施設に行くという大ポカをしてしまいました。

そんなことになったときは、慌てず、まずは受診機関に電話してみましょう。
わたしの場合は、受付でちょっと待つかもしれないけれど
遅れても受診できると言ってもらえたので、一安心です。

受診機関によっては、日にちを変更しなければいけない場合もあります。
とりあえず、謝りつつも受診機関に相談してみましょう。
その前に、一度場所を確認しておくことを強くお勧めします。

受付が終わると流れるような検査の数々

さすがに人間ドックや検診を専門的に行う施設なだけあって、
受付後の検査・検診はとてもスムーズに進んでいきました。

流れ作業のような検査を嫌がる人もいますが、
検査は長時間になると体力的につらいですし、
問診や検査の場でそれぞれどんな具合かは説明してもらえたので、
わたしの場合は特に不満もなく、むしろ早く終わってホっとしました。

検査結果は3,4週間後に

人間ドック、婦人科検診等の検査結果は、郵送で送られてきます。
目安としては3週間から4週間ほど待つことになるでしょう。

検査の結果でさらなる精密検査が必要な場合は、
施設・病院等に再度伺って説明を聞くこともあります。
その場合でも、精密検査を受ける病院等を紹介してくれるケースが多いので、
紹介状等の心配はしなくても大丈夫であることが多いです。


人間ドック・健康診断の必要性

癌のみならず、いろいろな病は自覚症状がほとんどないものも多いです。
定期的な検査で自分の身体が今どんな具合なのかを把握しておくと安心ですね。

また、定期的な検査を行っておけば、いざ異変が見つかっても、
まだ対応ができる段階であることが多いです。

いざとならないと重い腰は上がらないものですが、
自覚症状が出てからでは、手遅れになることもあります。

治る可能性を捨てないためにも、
定期的な人間ドック・健康診断を受けておきましょう。

実際に検査を受けた様子はこちら。

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