人間ドックを受けてきたので、実際の検査がどんな感じだったかを記録しておきます。
毎年受けた方がいいのだけど、胃の検査、もっと楽にならないかなぁ。

スポンサーリンク


検査の順番は時の運

たくさんの人が人間ドックを受けるので、円滑に検査が進むように、
検査の順番は人によって異なります。

あまりたくさんの人が同じ検査に重ならないように、
状況を見ながら次の検査室の指示が与えられました。

以下はわたしの場合です。

検尿

数ある検査の中でも、これだけはおそらくほとんどの人が一番に受けます。
予約時間の2時間前から水分補給ができないので心配ですが、
まあ、なんとかなります。

困ったときは看護師さんか検査技師さんに相談しましょう。

女性フロアへ移動して着替える

わたしが人間ドックを受けた機関は、女性用のフロアが用意されています。
婦人科系の検査や、血液検査などは女性専用フロアで受けることができました。

女性専用のフロアの更衣室で、検査着に着替えます。
洋服や貴重品はロッカーに入れて、鍵とカルテを持ち歩きます。

靴下は履いていても良かったのですが、
体重を図るときとかに邪魔かなと思って脱いでました。

けれど施設内は空調が効いていたため、徐々に足が冷たくなってしまいました。
末端冷え性をお持ちの方は、最初から靴下を履いておくか、
身長体重体脂肪を図ったあとに再度ロッカーに戻って靴下を履くことをおすすめします。

腹部エコー検査

着替えたら、最初に腹部エコー検査を受けることになりました。
ジェルが冷たかった記憶があって身構えていたのですが、
ちゃんと温められていて、ひやっとはしませんでした。

腹部をまんべんなく検査します。
たまに機械でおなかを押されたりもします。
痛かったらすぐに痛い場所を伝えましょう。

一般計測・目・耳検査

腹部エコー検査が終わったら、次は一般計測でした。
まずは血圧を測り、次に採血されました。

注射が苦手で緊張していたため、指先がしびれてしまいましたが、
採血が終わると通常に戻ったので、異変はなかったみたいです。
血圧がちょこっと低かったこともあり、検査技師さんに心配されました。
優しかったけど、注射するときは容赦なかったです。

採血が終わったら、身長・体重・体脂肪を測ります。
身長を図る機械に30秒くらい乗っていると、体重と体脂肪も測れていました。
体脂肪は、急に見せられるのでドキッとしますね。

次は視力と聴力の検査を行いました。
学生のころを思い出しますが、レーシックで矯正した視力に隙はありませんでした。
ちなみにコンタクトレンズを装着している場合は申告が必要です。
レーシックをしたかどうかは特に申し出る必要はないみたいでした。

子宮頸がん検診

さっそく来ました、子宮頸がん検診です。
生まれて初めて受けるので、抵抗がかなり強かったのですが、
実際に受けてみるとカーテンで仕切られているため羞恥心はほとんどありませんでした。

エコーの画像が映し出されて、それを見ながらどんな感じか説明を受けました。
とりあえず今のところは何の問題もなくて一安心です。

心電図検査

次は心電図検査です。
横になって、ちょこちょこと器具を付けて測ります。
静電気体質なのか、つけるときにピリっとしましたが、計測中は大丈夫でした。

胸部・胃部X線検査

X線検査は立っているだけなので難しいことはありませんでした。
髪が移っちゃうということで、おだんごにしたくらいです。
検査着も着たままでOKなので、立つ場所だけ指示にしっかり従いましょう。

スポンサーリンク

乳がん検診

オプションで付けた乳がん検診です。
マンモグラフィはですね、正直痛いです。
痛いですが、あっという間に終わるので何か別のことを考えて自分をごまかしましょう。

マンモグラフィが終わると、触診とエコー検査をしてもらいました。
触診とエコー検査は受けながら説明があるので、しっかり聞いておきましょう。

胸部CT

こちらもオプションで付けた検査です。
検査台に横になると、筒状の大きな機械の中にウィーンと移動します。

呼吸をコントロールしながら検査を受けることになりますので、
技師さんの指示をしっかり聞いておきましょう。

機械の中に入っていくときはなんとなく不安ですが、
入ってしまえば大丈夫、ちょっと未来的な機械にときめきます。
MRIに比べると、楽しいくらいです。

共用フロアに戻って肺機能検査

肺機能検査では、肺活量などを測ります。
スパイロメーターという機械で吸ったり吐いたり。
普段の呼吸の仕方とは違うので、最初は戸惑うかもしれません。
わたしも上手くできなくて、結局3回トライさせてもらいました。
検査のあとはちょっとフラフラっとするかもしれませんので、
終わったら椅子に座って次の検査を待ちましょう。

眼球の検査

視力の検査は終わっていましたが、今度は眼球の検査です。
目に空気が当てられるあれです。
怖くて瞬きしそうになりますが、じっとこらえて風を受け止めます。

問診

次に受けたのは、問診でした。

これまでの検査の結果を踏まえつつ、
身体が現在どんな状態かを説明してくれます。

事前に問診票に書いていた不安にも応えてくれて、
今後生活するうえでどういったことに気を付けるべきかの助言も貰いました。

これまでの検査の結果、健康にはほとんど問題ないことが分かってホッと一息。
もう少しアクティブに生活しましょうと言われたので、
散歩を習慣づけようかななどと呑気に次の検査に向かったのですが。

最大の難関、バリウム検査

なんと最後に残ったのがバリウム検査でした。
数々の悪評を耳にしてきたので、受ける前にもう憂鬱。

検査の時間が長いため、待ち時間もほかの検査より長かったです。
その時間、バリウム検査について書かれたポスターを見ながら予習。

覚悟を決めて検査室に入ったのですが、結論からいうと、覚悟が甘かったです。

バリウムそのものは、そこまでつらい味ではありませんでしたが、
その前の発泡剤が曲者でした。

口に入れたとたん発泡するので、水を飲む前に口の中で大暴れ。
なんとか水を飲んだけど、のどは痛いし胃からせり上がってくるものはあるしで
お腹がすでに膨れた状態なのでバリウムを飲むのはつらいのですが、
正直風味とかはもうよくわからなくて、ただただ押し込んだという感じです。

しかもゲップは絶対にしないでくださいとポスターに書かれていて、
それをおさえながら身体を動かすとか、もうむちゃぶりの範疇ですよね。

地獄のような時間をなんとか検査技師さんの指示に従いながら過ごし、
検査が終わって口をゆすいで下剤を飲みます。
ちなみにこの下剤によってこの日はもう一度苦しむことになるのですが、
このときのわたしはまだ気づいていませんでした。

胃から腸から違和感と痛みを感じながら、なんとか着替えて検査終了。
受付で支払いを済ませます。

周辺の施設の食事券をいただいたのですが、もちろん食事をする元気もなく、
そそくさと家へと帰りました。
食事券は後日使わせていただきます。

バリウム検査はつらいのですが、慣れると意外と大丈夫なんでしょうか?
近くで同じくバリウム検査を待っていた人たちは、
検査が終わったらお昼に何を食べるかの相談をしていました。
何度かバリウム検査を経験されているようでしたし、
経験を積めばバリウム検査にも勝てるのかもしれません。

ちなみに家に帰ってからも下剤で苦しみます。
なので検査結果がよかったことをかみしめたのは翌日のことでした。


健康を確認するための人間ドック

問診のあとのバリウム検査の結果を含め、人間ドックの結果は後日郵送されてきます。
届くまで3週間から4週間ほどかかるそうなので、気長に待ちたいですね。

健康であることを確認するために受けた人間ドックでしたが、
明らかな異変が見つからなくて、とりあえずは一安心でした。

もちろん健康状態は日々変わっていくので、
今回よかった結果が3年後5年後もそのままではありません。

毎年だと精神的にも費用的にも大変ですが、
何かあったとき早めに対処できるよう、定期的な検診を続けていきたいですね。

人間ドックの申し込み等、受診までの手順はこちら。

スポンサーリンク