大規模災害はいつ起こるのか、予測はとても難しいです。
いざというときは、今日これからかもしれませんし、明日かもしれません。
災害への備えは早めにしておきたいですね。
今回は大規模災害のとき、特に女性のためにあると役立つものを紹介しています。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュや赤ちゃんのおしり拭きは汎用性が高く、必需品ナンバーワンです。
ちょっとした汚れを拭き取ることができるのはもちろん、
断水時などに顔や身体を綺麗にするのにも使えます。
ウェットティッシュにはアルコール入りのものとノンアルコールのものがあります。
アルコール入りは除菌もできるため重宝しますが、
顔など皮膚の弱いところを拭くと沁みてしまうこともありますので、
用途にあわせて使い分けるためにも余裕があれば両方のタイプを用意しておきたいですね。
生理用品、おりものシート
どんなときでもないと困るのが生理用品です。
特に大規模災害を被災したあとは、精神的にも不安定になり、
唐突に生理が始まってしまうこともあります。
そんなとき生理用品の準備があれば、随分と安心できます。
また下着の替えが十分に用意できない状況では、おりものシートが非常に役立ちます。
いつも使っているものであれば肌荒れなどの心配も最小限で済みますので、
生理用品と一緒におりものシートも用意しておきたいです。
マスク
風邪などのウィルス感染を予防するためにも、
細かな砂やほこり対策にもマスクは便利です。
また、災害時は化粧もままなりませんが、
マスクをしておけば、すっぴんでも幾分か気分が紛れますね。
防犯ブザー、笛
万が一がれきの中に取り残されたときや周囲を水に囲まれたときに
助けを呼ぶには機械的な音や高い音の方が遠くまで響きやすいため、
防犯ブザーや笛は絶対に用意しておきたいものの１つです。
また災害の二次被害として女性は性的犯罪に巻き込まれる危険も少なくありません。
そんなとき、いち早く助けを呼ぶためにも防犯ブザーは非常に便りになります。
サランラップ
食品を包むときに使用するのはもちろんですが、
避難している状況で、食事のときにお皿にサランラップを巻くと
洗い物がでない上に衛生的です。
また、怪我などの応急手当にも利用できます。
傷口にラップを巻くときは、水でしっかりと洗い流してからにしましょう。
大判のストールやポンチョ
防寒具にもなる大きめのストールやポンチョは、ときにはカーテン代わりにもなります。
プライバシーのない避難所生活は思いの外ストレスがたまります。
視界を遮ることができるストールやポンチョで、ほんの少しですが安らぎを得ることができます。
使い捨てカイロ
冬場はもちろんですが、細かな温度調整ができない環境では春や秋でも夜の冷えは堪えます。
カイロがあれば手っとり早く暖を取ることができますので、あるととても便利です。
また、ハンカチやおおっぴらに干すことのできない
下着などを乾かすときにもカイロが使えます。
布を両側からカイロで挟むと、乾くまでの時間が短縮できます。
+α
ハンドクリームや白色ワセリン
水を十分に使えない状況でウェットティッシュもない場合には、
手の消毒はもっぱら消毒液を使うことになります。
消毒液はアルコールなので、頻繁に利用していると手が荒れてきます。
少々なら我慢もできますが、手荒れも酷くなるとものを触ることさえ敬遠してしまいます。
そんなときのためにハンドクリームや白色ワセリンがあれば、荒れた手を保護することができます。
爪切り
栄養が十分にとれない状況では、爪がひび割れてしまうことがあります。
割れた爪はそのままにしておくと、他所の肌を傷つけたり、
タオルや何かにひっかけてますます割れたりして危ないですね。
必需品には挙げませんが、一定のものに対してはハサミ代わりにもなって便利なので、
いつも持ち歩くポーチなどに入れておくとよいでしょう。
紙コップ、紙皿
サランラップと組み合わせて使えば、何度か利用することができます。
100均などで安く大量に入手できていれば、
いざというときに気楽に使うことができて衛生面でも安心です。
アメ、ガム
被災直後の食事が不安なときにも、口に何か入れておくことができると安心します。
小さなお子さんを安心させるためにもアメはあると心強いです。
ガムは歯磨きがままならないときに口のなかをすっきりすることができます。
歯磨きガムがあるとよいですが、キシリトール入りの甘味のないガムでも十分すっきりできます。
災いは忘れた頃にやってきます。
日ごろから万が一の可能性を念頭に置いて備えを怠らないことで、
被災時のストレスを軽減することができます。
備えあれば憂いなし。
ローリングストック法で、使用期限に気をつけながら大規模災害に備えましょう。
