がん治療で食事療法に取り組んでいます。
厳しい食事制限の中でも食べやすくて好評だったメニューをご紹介します。

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玄米ピザ

洋風なものが食べたいそうで、頑張って玄米をピザ生地にしてみました。

具材は野菜やキノコなど冷蔵庫にあるものを使用する感じですが、
食べない方が良いものもあるので、参考にしている食事療法の
制限食品と照らし合わせてから、材料を選ぶようにしてください。

材料

玄米‥茶碗一杯分
もめん豆腐‥1/8丁
岩塩‥少々
ブラックペッパー‥お好み

ピザの具材例

・とまと
・ナス
・ピーマン
・バジル
・オリーブオイル

豆腐のチーズ風作り方

1.豆腐をレンジ(500w)で3分ほど温めます。

2.キッチンペーパーで包んで重石を乗せます。(水抜き)

3.キッチンペーパーがすっかり濡れてしまったら、新しいものに変えます。

4.豆腐の高さが半分くらいになったら、スライスチーズをイメージして薄く切ります。

玄米ピザ生地の作り方

1.玄米を潰して平たくします。

2.冷凍庫で一晩寝かせておきます。
  ※生地としてまとまりやすいかと思ってのことですが、
   特に変化はなかったので、寝かせる必要はないかもしれません。

玄米ピザの作り方

1.1晩冷凍庫に入れておいた玄米ピザ生地にお好みの具を乗せます。

2.お豆腐のチーズ風を具材の上に乗せます。

3.バジルを少し乗せます(粉末でも葉でもOK)。

4.オリーブオイルをその上から少量かけます。

5.オーブンで10分ほど焼きます。
  具材に火が通っていないときは、さらに加熱します。

6.生地をカリッとさせたい場合は、フライパンでさらに焼きます。
  アルミホイルか魚焼き用のホイルを敷いた上で焼くと焦げにくいです。

ポイント

味は素材そのものです。
野菜が好きな人はこのままで美味しくいただけますが、
野菜そのものの味が苦手という人は、焼く前にカレーパウダーで味を付けるか、
焼いたあとに自家製のマヨネーズやポン酢をかけると食べやすくなります。


カレーパウダーは豆腐の下にかけると味がなじみやすいです。


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クリームシチュー風玄米スープ

玄米粉が届いたので活用したいと思い、スープにしてみました。

とにかく食べさせたい野菜を全部入れて、スープにします。
そこに玄米粉を水溶き片栗粉のようにして入れると、
とろみがついてクリームシチューのようになりました。

材料

玄米粉(リブレフラワーホワイト)‥大さじ3
じゃがいも‥2個
さつまいも‥2個
かぼちゃ‥1/8個
しめじ‥適量
玉ねぎ‥1/4個

岩塩‥少々
ブラックペッパー‥少々
化学調味料不使用のスープの素

今回使用したもの

作り方

1.鍋でお湯を沸かし、スープの素を溶かします。

2.野菜を一口大に切って全部入れます。

3.野菜が柔らかくなるまでコトコト煮込みます。

4.具材に火が通ったら、塩コショウを少々。

5.玄米粉(リブレフラワーホワイト)を大さじ3杯分水に溶かします。
  水溶き片栗粉の要領で水溶き玄米粉にします。

6.水溶き玄米粉を鍋にゆっくりと回しながら入れて、とろみが出るまで弱火で煮込みます。

ポイント

スープにすると野菜も食べやすいかなと思ったことと、
玄米が苦手だけれど玄米の栄養が取れないのは惜しいと思って、
玄米粉をスープに入れてみることにしました。

クリームシチューのような味と雰囲気で、食欲がないときにも食べやすいかと思います。


まとめ

有機栽培の野菜と限られた種類の魚、厳しい調味料制限による食事療法は、
食べる患者も作る家族も大変な苦労があることと思います。

どれだけ工夫しても以前のような味付けは難しいけれど、
それでも続けていけるだけのバリエーションが必要です。

実に難題ですが、治ったという人が多いことを励みに
これからも工夫を凝らして作り続けたいと思います。

同じように食事療法に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。

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