がん治療で食事療法に取り組んでいます。
厳しい食事制限の中でも食べやすくて好評だったメニューをご紹介します。
玄米うどん
うどんが食べたい‥けど、市販のうどんは小麦粉か米粉しようのものばかり。
ということで、玄米粉でうどんが打てないか挑戦してみました。
材料
うどん
玄米粉‥うどん用:大さじ3
打ち粉用:適量
じゃがいも‥1個
浄水‥適量
お出汁
かつお
こんぶ
減塩醤油(天然) 各適量
もしくは
化学調味料不使用の和風だし
玄米うどんの作り方
1.じゃがいもをゆでてすり潰します。
※レンジにゆで野菜機能があれば活用しましょう。
2.玄米粉大さじ3杯を潰したじゃがいもに合わせて、
浄水を加えながらしっかりとこねます。
3.粉っぽさがなくなったら、丸めて冷蔵庫で15分から30分ほど寝かせます。
※ラップに玄米粉を振ってからタネを載せるとラップにくっつきにくいです。
4.玄米粉でうち粉をしながらまな板の上で綿棒で平たくします。
5.細長く切って、くっつかないように玄米粉をまぶします。
6.お湯で茹でると溶けてしまうので、レンジの茹でる機能を利用して茹でます。
7.かつお節とこんぶでとったお出汁に、
(天然)減塩醤油で味付けをして、うどんのスープにする。
8.レンジで茹でた麺をスープに入れて、自家製玄米うどんの出来上がりです。
※麺が太いとすいとんみたいになりますが、それもご愛嬌です。
ポイント
つなぎがジャガイモなので(片栗粉をイメージして使用)、
お湯でゆでるとあっという間に溶けてしまいます。
そうなった場合は、玄米スープへと変身させましょう。
茹で野菜などの機能がない場合は、
麺に霧吹きで水をかけて、ラップをして500wで3~5分程度加熱します。
お出汁に野菜をたっぷり入れると、すいとんっぽさが増します。
麺類は塩を使ったものが多いので、どうしても食べたいときは自家製になります。
玄米粉とじゃがいもなのでポロポロともろいですが、気長に伸ばしていきましょう。
ねぎは身体にとっても良いので、薬味として使用してもいいですね。
ゆでたほうれん草をトッピングすると、色合いも美味しそうになりました。
今回使用したもの
まとめ
有機栽培の野菜と限られた種類の魚、厳しい調味料制限による食事療法は、
食べる患者も作る家族も大変な苦労があることと思います。
どれだけ工夫しても以前のような味付けは難しいけれど、
それでも続けていけるだけのバリエーションが必要です。
実に難題ですが、治ったという人が多いことを励みに
これからも工夫を凝らして作り続けたいと思います。
同じように食事療法に取り組んでいる方の参考になれば幸いです。