トレッキングで山ガールデビューを応援します。
今回は本格的な登山だけでなく、トレッキングでも必須の山岳保険についてです。

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山岳保険とは

たとえ、なだらかなトレイルを歩く軽めのトレッキングだとしても、
万が一の危険が常に付きまとうのが自然の中です。

土砂崩れ、地滑り、落石、分岐点を間違える、方向感覚がなくなる。
これらはどんなに標高が低い山で、低難易度のコースでも起こり得る危険です。

そんな万が一のときのために加入しておくべき保険が山岳保険です。

遭難などの山歩き独特の危険に特化した保険で、救助費用が保証されるものから、
入院手術、対人補償、携行品が故障した際の補償までついたものなど様々な種類があります。


山岳保険に加入するべき3つの理由

上記の通り、山に危険はつきものです。

そして危険な場所に赴くのであれば、山岳保険に加入しておくことは、
山歩きをするうえで、もはや義務に近いマナーといえます。

1.災難から救われた後の苦労を減らす

遭難なら衰弱からの回復、落石、滑落などはケガからの回復が必要になります。
当然病院での治療を受けることになりますし、場合によっては入院する必要も出てきます。

手術費用はもちろん、通院費用も入院費用も高額になる可能性が高いです。
医療費が支払えないと十分な医療が受けられないことも。

そんなときのために、入院保険金や手術保険金のある山岳保険に加入しておくと安心です。

2.救助費用は意外と高額

公的機関による救助活動であれば、救助費は税金で賄われるため、
あなた個人に対して救助費用が請求されることはありません。

ただ、公的機関による救助活動だけではすまないのが、山での捜索活動です。
民間の山岳救助隊による救助活動を依頼した場合、ひとりにつき一日数万円、
ヘリを飛ばそうものなら、1時間につき数十万円という費用がかかります。

1日で発見されたとしても数十万円以上、
救助活動が長期に亘れば、その額は数千万円にのぼってもおかしくありません。

そんなときに安心なのが、救助保険がついた山岳保険です。
保険によって異なりますが、数百万円単位の救助保険が付いていますので、
よほどの長期にならなければ救助費用は保険金で支払うことができます。

3.家族に迷惑をかけないために

山であなたに万が一のことがあったとします。
すると家族は当然ながら、あなたの捜索を依頼します。

助かれば幸いですが、民間の捜索救助費用はもちろん自己負担です。
さらに、不幸なことに助からず、遺体を捜索することになったとしたら、
家族への精神的な負担も経済的な負担も膨大なものになります。

家族への負担を減らすためにも、万が一のときのために山岳保険に加入しておきましょう。


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おすすめの短期山岳保険

モンベル野あそび保険(国内旅行傷害保険)

登山用品やアウトドア用品を販売するメーカーの保険です。
短期用と長期用の補償タイプがあります。

2ヶ月に一回以上トレッキングをする人には長期補償タイプがおすすめですが、
ゆっくりとトレッキングに親しんでいきたいビギナーには短期タイプをおすすめします。

保険料

1泊2日~:250円 or 500円

補償内容

死亡・後遺障害 :〇
入院(手術)保険金:〇
個人賠償責任  :〇
携行品     :〇 (250円のプランは×)
救助者費用等補償:〇

公式ホームページ

mont-bell 保険

ドコモワンタイム保険 スポーツ・レジャー保険

NTTドコモのスマホ・携帯を使っていれば簡単に加入することができます。

保険料

1日~1泊2日:300円~590円

補償内容

死亡・後遺障害 :〇
入院(手術)保険金:〇
個人賠償責任  :〇
携行品     :〇
救助者費用等補償:しっかりプランのみ〇

公式ホームページ

ドコモワンタイム保険 スポーツ・レジャー保険


救助費用に特化した保険

最も高額になる可能性の高い救助費用のみを補償してくれる保険もあります。
すでに傷害保険や入院保険などに加入している場合は、
対人補償と救助費用補償に特化した保険も選択肢の一つとなります。

レスキュー費用保険


保険で万が一に備える

短期補償型の保険であれば、たった数百円から1,000円程度で加入することができます。
まさかそんな、遭難なんてしないだろうと思っていても、加入だけはしておきましょう。
遭難した人で、遭難するつもりで遭難した人はほとんどいないはずです。

何が起こるか分からない、あらゆる危険の可能性がある。
自然とはそういうものであることを再認識して、事前に備えておくことが大切です。

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