クリスマスが近づくと、街中が緑と赤のクリスマスカラーで華やかに彩られます。
特に鮮やかな赤い色が特徴的なポインセチアは、クリスマスの代表的な植物として有名です。

クリスマスにちなんだ植物は、実はポインセチア以外にもたくさんあります。
本日はそのクリスマスにちなんだ植物をいくつかご紹介します。

スポンサーリンク


ポインセチア

クリスマスに飾られる代表的な植物です。

鮮やかな赤が特徴ですが、花のように見える赤い部分は、実は葉っぱなのです。
しかもその赤色も、短日処理をしなければ色がつきにくいという、
ポインセチアは意外と手のかかる植物だったのです。

短日処理とは、9月下旬から40日間、17時から翌朝8時までは完全に光を遮断する処理です。
クリスマス時期に鮮やかな赤色の葉をつけるかどうかは、9月ごろからのお手入れにかかっているのですね。

開花時期

11~1月

特徴

・15℃以下の寒さに弱い
・乾燥すると葉が落ちてしまうため、暖房の調節には注意が必要


クリスマスローズ

多年草の常緑樹で寒さに強く「冬の女王」とも呼ばれる、ピンクと白が美しい花です。
ローズという言葉がついていますが、キンポウゲ科ヘレボルス属の植物です。

開花時期

11~4月

特徴

・湿度に弱いため、水やりは慎重に調節する必要がある
・茎の強度がそれほど強くないので支柱が必要


クリスマスブッシュ

育つと10mほどになる常緑小高木で、本来の開花時期は暖かい時期です。
そのためクリスマスに見ることができるクリスマスブッシュは、
オーストラリアから輸入されたものがほとんどです。

本当の花は白色をしていて、赤く花に見える部分は萼と呼ばれるものです。

開花時期

日本:5~7月

特徴

・5℃くらいまでは寒さに耐えられる
・高温多湿が苦手なので、夏は涼しい場所で、水はけをよくしておく必要がある


スポンサーリンク


ベロニカ

聖女ヴェロニカの名前から名付けらえた植物です。
花の青紫色は、キリスト教の霊的シンボルといわれています。

多年草で丈夫、まっすぐ上に育つため、一般的にも愛されている植物です。

開花時期

春・夏咲:4~8月
秋咲:9~11月


ギザギザが特徴的な葉に赤い実をつける、クリスマスの飾りによく用いられる植物です。

日本の柊はモクセイ属で、開花時期が10~11月なので、クリスマス頃に実をつけることができません。
モチノキ科のセイヨウヒイラギが、開花時期が4~5月で11月頃に身をつけるため、
クリスマスに用いられるのはセイヨウヒイラギということになります。

柊もセイヨウヒイラギも邪気を払って悪いものを寄せつけないと言われているため、
クリスマスにはあつらえ向きですね。


ヤドリギ

常緑低木で、クリスマスリースに使われることもある植物です。

幸運や幸福をもたらす聖なる木といわれ、
ヤドリギの下では女性は男性のキスは拒めないと言い伝えられています。


クリスマスリース

クリスマスの超定番クリスマスリースは、花や葉で作る輪飾りです。
ドアや室内の装飾として用いられます。

松ぼっくりやヤドリギ、赤いリボンなどが使われ、魔よけや幸福を招く効果があると言われています。

クリスマスの四回前の日曜日から1月6日まで飾ります。
※アドベント期間:2017年は12月3日から



街がクリスマスカラーに彩られたら、
どんな植物が飾られているのか探してみるのも楽しいですね。

それでは良いクリスマスを!

スポンサーリンク