もちろん罹りたくないけれど、もしインフルエンザに罹ってしまったら、
学校や会社は何日休むべきなのでしょう。
また早く治すために日常生活で気を付けることは?

今回はインフルエンザに罹ってしまったとき参考になる情報をご紹介します。

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インフルエンザになってしまったら、会社や学校は何日休むべき?

インフルエンザにかかったとき、仕事や学校を何日間休むべきかは、
まずはインフルエンザと診断した医師の判断に従います。

目安としては、学校保健安全法の「感染症の予防」の「出席停止」という条項と、
日本小児科学会の「学校、幼稚園、保育所において予防すべき感染症の解説」が参考になります。

第四節 感染症の予防
(出席停止)
第一九条 校長は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる。

引用元:法庫 学校保健安全法
http://www.houko.com/00/01/S33/056.HTM

登校(園)基準
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過した後。
幼児においては、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日を経過した後。

引用元:日本小児科学会

クリックしてyobo_kansensho_20170528.pdfにアクセス

上記資料では、発症後5日を経過し、熱が下がってから2日後ということで、
解熱が早ければ5日、解熱が遅ければ7日以上休むべきとされています。

解熱後2日は安静にしていなければならない理由として、
解熱したあとも48時間ほどは他に感染させる恐れがあるからです。

インフルエンザにかかったら仕事や学校を何日休むべき?
結論

1.医師の判断による

2.目安として
  発症後5日、かつ解熱後2日は休むべき
  最短で5日、長ければ7日以上やすむことになる


インフルエンザになってしまったときの日常生活

食事

インフルエンザにかかって高熱が出たときなどは、どうしても食欲が落ちてしまいます。

そんなときはまずは食べ物を身体の中に取り入れることを考えて、
食べたいものを食べたいだけ食べるようにしましょう。

インフルエンザと闘うにしても、体力がなくては闘いようもありません。
体力をつけるには口から栄養を取り、しっかりと体を休めることが先決です。

ただし、脂っこいものや生ものは弱っている胃腸に負担をかけ、
体調を悪化させてしまうので、なるべき控えるようにしましょう。

インフルエンザにかかったときの食事は?
結論

1.消化に良いものや温かいものを摂取する
 例)お豆腐、お粥、お味噌汁、ヨーグルト、プリンなど

2.水分補給を意識して行う
 例)水、スポーツドリンクなど 
   温かい緑茶は殺菌作用があるためおすすめ

3.脂っこいもの、生ものは胃腸に負担がかかるため避ける


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入浴

一昔前までは、風邪をひくとお風呂に入ってはいけないと言われていました。

最近では、住環境の改善やお風呂設備の改善などから
「風邪=お風呂禁止」という図式は見直されるようになっています。

むしろ汗をかいたまま寝ると身体が冷えて症状を悪化させる可能性もあり、
熱がそれほど高くないのなら、お風呂で汗を流して体を温める方が、
免疫力を高めて治癒につながるとも言われるようになりました。

インフルエンザにかかってしまったときも同様に、39度近い高熱が出ている、
体力が著しく低下しているなどのお風呂に入ることすら難しい時期を除けば、
お風呂に入ってもよいのではないかという説が一般的です。

インフルエンザにかかったときのお風呂は?
結論

身体がつらくないのであれば入ってもOK。
※湯冷めしないように入浴後は保温に気を付ける。

お風呂に入ることで、身体を清潔にし、
温めることで免疫力をあげ、
湿度でウィルスの繁殖を防ぐという効果が期待できるから。

インフルエンザにかかったとき、病気を治す方法は免疫力での自然治癒がメインとなります。

ただ、薬を服用することで、発熱やだるさなどの諸症状を抑えて身体を楽にしたり、
インフルエンザウィルスの増殖を防ぐことによって、
より免疫力をあげ、効率的に治癒することが可能となります。

では、インフルエンザにかかったときは、
どんな薬を服用するのがより効果的なのでしょうか。

インフルエンザにかかったときの薬は?
◎病院で処方された薬を服用する
 ※病院でインフルエンザに対して処方された薬は、
  インフルエンザウィルスの増殖を防ぐ効果があるため、
  直りが早く重症化を防ぐことができる。

△自然治癒力に頼る
 ※インフルエンザウィルスは増殖スピードが速く、
  肺炎や脳症などの重篤な合併症を引き起こすリスクが高いため、
  病院で処方された薬を飲む方が良い

△市販の風邪薬
 ※発熱などの諸症状を抑える効き目はあるが、
  インフルエンザウィルスの増殖を防ぐものではない。

  また、発熱などの諸症状は、
  身体がウィルスと闘う事によって起こる反応であり、
  それらを抑えるとインフルエンザの治りを遅くして今う可能性もある。

結論

病院で処方された薬を服用することが、より効率的で安全。

外出

インフルエンザといっても、熱が下がったりして調子のよいときもあります。
ひとり暮らしなんかだと、食料品の買い出しなど、
どうしても外出しなければならない場面も出てきますよね。

インフルエンザに罹ってしまったら、いつから外出できるようになるのでしょうか。

まずは安静を第一に

高熱がある状態での外出は、インフルエンザの症状を重篤化させてしまいます。

他の人に感染させてしまう危険性を自覚する

インフルエンザウィルスは感染力が非常に強く、生命力も強いため、
むやみに外出してはパンデミックを引き起こしてしまう危険性があります。

そのため、まずはインフルエンザウィルスの感染力が弱くなるのを待って、
できればインフルエンザウィルスの消失を待ってから外出するのが理想的です。

結論

インフルエンザにかかったときの外出は?
結論

1.熱が下がるまではインフルエンザウィルスの感染力が高いので、
  身体のためにもインフルエンザを流行させないためにも外出はしない。

2.解熱後48時間は依然としてインフルエンザウィルスの感染力が高いため、
  外出はせず、安静にしておく。

3.解熱後48時間経ったのちは、インフルエンザウィルスの感染力は弱まるものの、
  完全に消滅したとは言い切れないため、外出するときはマスクを着用する。

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