今回は前回までの
個人経営のカフェや喫茶店が公式サイトを作ったらやっておくべきSEO対策
アクセスを呼ぶ記事の書き方ポータルサイトに登録で集客率アップに続く番外編として、
実際にサイト運営を始めてから取り組むべきアクセス解析についてご紹介します。

このアクセス解析、よりサイトへのアクセスを高めるために必要な情報の分析となっていますので、
非常に重要度が高い作業となります。

それでもツールを使えば簡単に解析してもらえるので、ぜひ導入してみてくださいね。

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アクセス解析の必要性

アクセス解析とは

アクセス解析とは、あなたのサイトに来てくれた人たちが、
どこからどのようにあなたのサイトにたどり着き、
どんなページを見て帰っていったのかを分析することです。

どこから

どこから、というのはあなたのページにたどり着く直前に
何のWebサイト(Googleやヤフーなど)を開いていたのかということで、
多くの場合は検索エンジンの検索結果からとなっています。

それ以外にはお気に入り登録してもらえていれば、
お気に入りから来ていますよということもわかります。

どのように

どのようにとは、たとえば検索エンジンの結果のページから来た場合、
どんなキーワードを使って検索した検索結果から来たのか、ということを調べます。

これはアクセス解析の中でも最も重要度の高い情報です。
なぜならアクセスはキーワードで呼ぶもの、でしたよね。

アクセス解析では、どんなキーワードであなたのサイトが何位にいるかということもわかります。
たとえば、「博多駅 カフェ おしゃれ」というキーワードで平均掲載順位が1位ならば、
「博多駅 カフェ おしゃれ」で検索した人の検索結果画面の一番上には、
あなたのサイトが表示されているということです。

どんなページを見て

PV(ページビュー)数も重要な情報です。

あなたのサイトに来た人が、あなたの書いた記事のどんなページを読んでいるのか、
そのページから別ページに移動しているのか、はたまたブラウザを閉じてしまうのか、など。

このアクセスの流れは、滞在時間を左右しますので、
SEO対策としても知っておくべき情報となるのです。
滞在時間は検索エンジンが検索結果の表示順位を決めるときの一つの判断基準でしたね。

アクセス解析の必要性

このように、アクセス解析を行うことで、
あなたのサイトに来る人は、どんな情報を求めて来ているのか、
または、どうしてあなたのサイトには人が来ないのか、ということが分かります。

その解析結果をもとにして、どのようなキーワードを使えば検索され、
どのような記事を書けば人が読み、どのような内部リンクを貼れば長く滞在してもらえるのか、
そういったことを理論的に分析してサイトを見直していく必要があります。

記事の数が多くなってくると作業が非常に大変で面倒になってきますので、
できればサイトを作り始めるときに一緒にアクセス解析も始めて、
常にアクセス解析のデータを眺めながらサイトを作り上げていくこと必要です。


おすすめのアクセス解析ツール

わたしのおすすめは、Googleアナリティクスです。

なんといっても天下のGoogleさんですし、
情報量、情報処理能力ともに非常に優れています。

Googleにアカウントを作れば無料で利用できることもメリットの一つです。

使い方は実際に登録してみればなんとなくで分かるので、
Googleアナリティクスでどんな情報が得られるかをご紹介しましょう。

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Googleアナリティクスでわかること

アクセス数

アクセス数とは、サイトの訪問者の数ですが、
Googleアナリティクスでは、どこの国の人がどんな時間帯に
どの検索エンジンからどんなキーワードでどのページにアクセスしているかがすべてわかります。

これだけでも十分すぎる情報ですが、
Googleアナリティクスでは今現在のリアルタイムな訪問者数と、
その人たちがどのページを見ているのかということまでわかってしまいます。

今この瞬間、お店のWebサイトを開いてくれている人がいる。
そう思うと少し照れ臭いですが、気が引き締まる思いもしますね。

表示回数

表示回数とは、ネット上で表示された回数のことです。
たとえば、このブログの「クールビズの記事」で見てみましょう。

表示回数:19,970
クリック数:1,150
クリック率:5.76%
平均掲載順位:2.8
セッション:1,136
直帰率:0.26%
ページ/セッション数:4.12

セッションとはブログを表示させてから閉じるまでの一連の行動のことです。
ページ/セッション数とは、セッション中に表示されたページの平均です。
直帰率とは、そのページを閲覧しただけでブログを離れた人の割合です。

つまり、当ブログのクールビズに関する記事については以下のことが分かります。

当ブログのクールビズの記事の検索エンジンにおける表示順位は平均2.8位で、
これまで約2万回検索結果画面に表示され、検索結果からは1,150回読まれている。

また直帰率は0.26%なので、クールビズの記事を読んだ人の99.74%は別の記事を読んだり、
ページ内のリンクをクリックしたりしており、滞在時間は比較的長めといえる。

ページ/セッション数が4.12なので、検索エンジンからクールビズの記事を読んだ人は、
平均して4記事程度を読んでからブログを離れている。

いかがでしょうか。
たったこれだけでも、クールビズの記事がどんな風に読まれているか、
なんとなくわかるような気がしてきますよね。

ここから、検索順位を上げるキーワード選定や、
滞在時間をさらに伸ばすための内部リンク設置など、様々な対策を立てていきます。

ちなみに、クールビズの記事を読んでくれた人は、延べ16,000人以上になりますので、
検索結果から直接記事を読んだ人の10倍以上は記事を読んでくれていることになります。

上記の情報はあくまで検索結果からのアクセスという点には気を付けておきたいですね。

検索クリエ

Googleアナリティクスでは、当然のことながら検索クリエも知ることができます。

検索クリエとは、検索エンジンで検索されるキーワードのことです。
単純にキーワードと思ってもらってもかまいません。

さきほどのクールビズの記事は、平均掲載順位が2.8位でしたが、
これは、いくつかの検索クリエの平均値が2.8位という意味です。

たとえば、「スーパークールビズ」、「スーパークールビズ 期間」、
「クールビズ スーパークールビズ 違い」などなどですね。

検索クリエでは、特に複数のキーワードを組み合わせた複合キーワードの情報が非常に役立ちます。

たとえば「スーパークールビズ」の一つでは検索結果1位になれなくても、
「スーパークールビズ 期間」という二つのキーワードを合わせた検索結果では1位を取れたりします。

「クリスマスプレゼント」などのビッグキーワードという、
誰もが検索するであろう有名なキーワードでは、
いかにうまく複数のキーワードを組み合わせて、
サイトの内容にあったユーザーを呼ぶかがカギとなります。

そういう意味で、今現在どんな検索クリエでどの記事にどのくらいアクセスがあるのか、
どんなキーワードで検索順位が何位なのか、現状を把握することはとても大切なことです。

ほかにもいろいろ便利な機能

上記のほかにも、Googleアナリティクスには様々な便利機能があります。

ユーザーの行動がフローチャートのように視覚的にわかりやすく表示されたり、
ユーザー維持率といって大体どのくらいの人が二回以上サイトに訪れているのかなどが分かります。

使い方を工夫すると非常に効果の高いアクセス解析ですが、
今回の記事のように全体をサラッと見るだけでも現状サイトがどんな状態かはわかります。

アクセスを呼ぶサイト作りのために現状把握は欠かせません。

というわけで、Webサイトを作成したら、ぜひGoogleアナリティクスを導入して、
現状把握と今後どうしていくかの参考にしてみてくださいね。

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