ペットにはペットフードだけ! そう決めていても
愛犬の可愛い瞳で見つめられると、ついついお裾分けしてしまいます。

ちょっとだけお裾分けするにしても、なにかの弾みで犬が食べてしまったとしても
万が一のことがあったときのために、その食べ物が犬にとって
本当に食べても大丈夫なものか危険なものなのか、知っておかなければいけません。

今回は犬にとって危険な果物について見ていきましょう。

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犬にとって危険な食べ物 くだもの編

ぶどう

急性腎不全や下痢などの中毒症状を起こしたとする報告が多くあります。
ブドウ中毒と言われるもので、死亡した例の報告もあります。
レーズンももちろん危険です。

ぶどうを食べた五時間後くらいから異変が起こり始めると言われています。
誤って愛犬がぶどうを摂取してしまったら、
嘔吐など異常が見られなくても、動物病院に相談しましょう。

プルーン

葉、種、茎に毒性物質が含まれています。
呼吸困難やショック症状などが見られ、最悪の場合は死に至ります。
生、ドライフルーツともにNGです。

またカリウムの量が100gあたり220mgと犬とっては多すぎるため、
高カリウム血症などの病気の危険もあります。

いちじく

皮や葉、果肉にソラレンやフィシンに中毒性があり、
口内で炎症を起こしたり、嘔吐や過度のよだれなどの症状を起こす危険があります。

植物の種には毒性を持つものが多いため、
いちじくのように種がたくさんあるものは、そもそも犬の食用に向いていません。

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柑橘類の皮

柑橘類の外皮には嘔吐下痢の原因となる物質が含まれています。
中の身だけを上げる分には問題ありませんが、
少しでも外皮に触れた包丁などで切ったものは控えましょう。

そもそも柑橘類の酸味は刺激が強すぎるため、
犬にとっては食べたくても食べにくいというのが実情です。

ドライフルーツ

砂糖やシロップなどにつけて乾燥させるドライフルーツは
糖度、食物繊維ともに多すぎるため、犬の食べ物として相応しくありません。
腸内バランスを崩し、下痢や軟便を引き起こす原因となります。



犬にとって良い食べ物 くだもの編

バナナ

ほどよい豊富さのカリウムとマグネシウムが腸を整えてくれます。
疲れているときや、便秘気味のときに与えてみましょう。
加熱調理はせずに、皮と表面の筋を取り除いてからあげましょう。

一日の摂取目安 約20g

いちご

低カロリーでビタミンCが豊富なおやつにぴったりのくだものです。
生のまま、ヘタを取り除いてあげましょう。
いちごの場合は表面の種はそのまま食べさせてもOKです。

一日の摂取目安 20g

りんご

りんごに多く含まれるペクチンという成分が腸内環境を整えてくれます。
カロリーも低く、おやつにぴったりです。
皮をむいて種を除き、生のまま、小さく切ってあげましょう。

一日の摂取目安 20g

水分が豊富で乾燥する季節におやつとしてぴったりです。
ただし食べ過ぎると体を冷やしお腹を壊しますので、
様子を見ながら少しずつあげましょう。
生のまま皮と種を取り除いて、小さく切ってあげましょう。

一日の摂取目安 20g


まとめ

犬にとって危険な食べ物とは、
アレルギーを引き起こしたり、病気の原因となる成分を含んでいるものです。
万が一が起きないように、絶対に与えてはいけないものを把握しておきましょう。

また、食物繊維にもいくつか種類があります。
人間にとっては有難い食物繊維ですが、犬には硬すぎるものもありますので、
人間を基準にした食べ物選びはやめましょう。

基本的には加熱以外の調理をしない素の食材をお裾分けします。
練乳をかけたイチゴなど、味を付けたものは犬には刺激が強すぎるので避けましょう。

野菜でもそうですが、皮や種、茎には犬にとって有害な成分を含んでいることが多いので、
お裾分けするときはしっかりと取り除いてから与えましょう。


万が一誤飲誤食してしまった場合は、すぐに動物病院に連絡します。
何をどのくらい誤飲誤食したのかを獣医師に相談し、
適切な処置の指導を受けましょう。

誤飲誤食から一時間以上たっても犬の様子が変わらなければ、
中毒を起こしている可能性は低いことが多いですが、
時間が経ってから症状が出ることもあります。
できるだけ早く動物病院に連れていて診察を受けましょう。

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