ペットにはペットフードだけ!
そう決めていても愛犬の可愛い瞳で見つめられると、ついついお裾分けしてしまいます。

ちょっとだけお裾分けするにしても、なにかの弾みで犬が食べてしまったとしても
万が一のことがあったときのために、その食べ物が犬にとって
本当に食べても大丈夫なものか危険なものなのか、知っておかなければいけません。

今回は犬にとって危険な肉、魚介類・海藻について見ていきましょう。

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犬にとって危険な食べ物 肉・魚介類・海藻編

生肉

生肉にはサルモネラ菌や大腸菌といった食中毒を引き起こす菌が付着しています。
普段食べなれている場合は別ですが、よほど安全だと言えるもの以外は、
かならず加熱して与えましょう。

ソーセージやハム、ベーコンなどの加工食品

肉の加工食品は、塩分が高く脂肪が多く含まれ、
高カロリーであることが多いため、犬が食べるには向いていません。

また犬にとって刺激的な調味料で味付けされているものの多いので
愛犬の健康のためにも与えるのはやめたほうがいいでしょう。

ししゃも

ししゃもは干す前に塩が振られているため、生魚の5~6倍もの塩分を含んでいます。
犬にとっては塩分の取り過ぎとなるため、与えないようにしましょう。

いか

身が固く消化に悪いため、嘔吐や下痢の原因となります。
加熱したものでも食べ慣れない場合は与えない方が良いでしょう。

また、するめは干しているため、水分を含むと膨張します。
食べたあと水分を取ることで胃の中で膨張し、急性胃拡張を起こす危険があります。

たこ

皮の部分が消化に悪いため、消化不良による嘔吐や下痢の原因となります。
また、たこのたんぱく質はアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。
加熱したものでも食べなれていない場合は与えない方が良いでしょう。

ほたて・かき

貝類は毒素を持つものもあります。
また、犬はほたてやかきを消化するのが難しいと言われています。
生はもちろん、加熱したものも与えないようにしましょう。

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うに

うにには、リンがたくさん含まれています。
このリンは腎臓に負担をかけてしまうため、
犬の食材としては相応しくありません。

えび

えびは犬にとって消化が難しい食べ物です。
消化不良により嘔吐や下痢を引き起こす恐れがあるので、
生はもちろん、加熱したものも与えないようにしましょう。

かに

かには犬にとって消化が難しい食べ物です。
また、かにのたんぱく質はアレルギー症状を引き起こす原因となり得るので
生はもちろん、加熱したものも与えないようにしましょう。

しらす

しらすや煮干し、ちりめんじゃこは人間にとっては栄養が豊富な食べ物ですが、
犬にとっては塩分が多すぎて、健康を害する原因となり得ります。
与えない方がよいでしょう。

わかめ

食物繊維が豊富なわかめは、犬にとっては消化が難しい食べ物です。
与えてもそのまま出てきてしまうので、与える意味がなく、
胃や腸に負担をかけるだけなので、与えないようにしましょう。



犬にとって良い食べ物 肉・魚介類・海藻編

焼いた肉

まったく味付けをしていない肉で、赤身を加熱したものならば、
豚肉や牛肉、鶏肉以外にもラム肉や鴨肉など、少量与えてもOKです。
脂身を避けて、加熱で脂を落とし、細かく切ってあげましょう。

一日の摂取目安 約5g

まぐろ

高たんぱくで低脂肪の赤身は犬にとっても健康的な食べ物です。
新鮮なものか、さっと茹でるなど加熱したものを少量与えましょう。

一日の摂取目安 10g

鮭の脂肪には皮膚や被毛の健康に大切なγリノレン酸を多く含みます。
ただ、カロリーが高く脂肪分が多いため、与えるなら加熱したものを少量にしましょう。
塩鮭は塩分が高すぎるため、与えないようにします。

一日の摂取目安 10g

高たんぱく低脂肪で消化にも良いため、ヘルシーでおやつにぴったりの魚です。
さっと湯がいてしっかりと骨を取り除いたものを、味付けはせずに与えましょう。

一日の摂取目安 10g

さんま

老化を予防するDHAやEPAを豊富に含んでいるため、健康に良い食べ物です。
味付けはせず焼いたものを、小骨をしっかりと取り除いてから与えましょう。

一日の摂取目安 10g


まとめ


基本的には加熱のみの調理をした肉や魚をお裾分けします。
塩鮭など味を付けたものは犬には刺激が強すぎるので避けましょう。

犬と人間とでは体の大きさがまったく違うので、
食べても良い食材でも、量には十分気を付けてくださいね。


犬にとって危険な食べ物とは、
アレルギーを引き起こしたり、病気の原因となる成分を含んでいるものです。
万が一が起きないように、絶対に与えてはいけないものを把握しておきましょう。

また、人間にアレルギーをもたらすものは、犬にとっても危険です。
甲殻類は特に与えないように気を付けましょう。

万が一誤飲誤食してしまった場合は、すぐに動物病院に連絡します。
何をどのくらい誤飲誤食したのかを獣医師に相談し、
適切な処置の指導を受けましょう。

誤飲誤食から一時間以上たっても犬の様子が変わらなければ、
中毒を起こしている可能性は低いことが多いですが、
時間が経ってから症状が出ることもあります。
できるだけ早く動物病院に連れていて診察を受けましょう。

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