予防接種はその名のとおり、犬の病気を予防するために必要です。
受けるべきと言われている予防接種を以下、それぞれ見てみましょう。

スポンサーリンク


狂犬病予防

毎年一回の予防接種が義務付けられています。

時期

3月後半から4月にかけて動物病院から案内が来るので
早めに予防接種を受けましょう。

狂犬病の症状

意識障害や中枢神経のマヒが起こり、ほとんどの場合が死に至ります。

混合ワクチン

時期

動物病院からの案内に従いましょう。

ジステンバー

病犬との接触や空気経由で感染します。
高熱、くしゃみ、鼻水、嘔吐、下痢や痙攣などの神経症状が見られます。
1歳以下の子犬が発症しやすく、致死率が高いと言われています。

犬アデノウィルス感染症(犬伝染性肝炎)

病犬の排せつ物や唾液などから感染します。
高熱、下痢、嘔吐などの症状が起こり、突然死することも。
治療薬がないので予防接種が重要となります。

犬パルボウイルス感染症

病犬の排せつ物などから感染します。
血便や下痢、呼吸困難、嘔吐などを起こし、死亡率が高いです。

犬パラインフルエンザウィルス

咳やくしゃみ、鼻水、気管支炎、肺炎などを起こします。
子犬や老犬がかかりやすく、衰弱死が心配されます。

レプトスピラ症

保菌犬やネズミの排せつ物、食べ物などから感染します。
傷口からの感染もあります。

黄疸、出血、嘔吐、下痢、脱水症状や尿毒症などを起こします。
人も感染する可能性のある感染症。

スポンサーリンク

犬コロナウィルス感染症

下痢や嘔吐、脱水などの症状を引き起こします。

フィラリア予防

蚊を媒介にして感染する寄生虫症。
予防しないと三夏で90%以上が感染すると言われています。

時期

3月後半~

薬のタイプ

様々なタイプの予防薬が開発されています。
錠剤や粉末状のもの、犬が食べやすいクッキータイプの予防薬もあるので
獣医さんと相談してどれが良いか選びましょう。

飲む回数や感覚は薬によって異なるので、医師の指示に従って投薬してください。

症状

寄生虫が心臓や肺、血管内に寄生。
進行すると、臓器不全などで死亡する可能性が高いと言われます。

感染後の治療薬もありますが、
副作用があるので、必ずしも投薬できるとは限りません。

ノミ・ダニ予防

散歩に行く限りは室内犬でもノミ・ダニの予防が必要。

フィラリア予防薬と同様、さまざまなタイプの薬があります。


毎日の健康チェック

予防接種をしていても、毎日の愛犬健康チェックは欠かせません。

言葉でコミュニケーションを取ることができないので、
僅かな異変でも感じ取ってあげることが、飼い主の義務と言えるでしょう。

いつもと同じか違うかがチェックポイントとなります。

  • 乾燥していないか
  • 充血していないか
  • 目ヤニが多くないか

  • 乾燥していないか
  • 鼻水は出ていないか
  • 鼻血はないか

  • 異臭がしないか
  • 耳垢がたまっていないか
  • 耳垢は黒くないか
  • かゆがっていないか

  • 乾燥していないか
  • 異臭がしないか
  • 歯茎が腫れていないか
  • よだれがいつもより多くないか
  • 舌や歯肉の色はいつも通りか

皮膚

  • 湿疹やかぶれなどの異常はないか
  • 毛艶は良いか
  • 脱毛などしていないか
  • 乾燥し過ぎていないか
  • できものができていないか

  • 歩き方はいつも通りか
  • 爪の長さはちょうどよいか
  • 足の裏に異変はないか

食欲

  • ご飯は食べているか
  • お水は飲んでいるか
  • 食べた後に異変はないか
  • 水を飲み過ぎていないか

排せつ物

  • 血や異物が混じっていないか
  • 色や硬さは普段通りか
  • 回数が極端に多かったり少なかったりしないか

異変があれば、すぐに動物病院に相談しましょう。

まとめ

愛犬が病気にかかって苦しむのは、飼い主としても非常に苦しいことです。
できる予防は必ずしておくこと、毎日の健康チェックで、
たとえ病気にかかったとしても早期発見早期対応ができるように心がけましょう。

スポンサーリンク