気温が高くなってくると、寝苦しい夜が続きます。
エアコンをつけっぱなしにしてしまうと、体にも環境にも家計にも悪そうですね。

エアコンいらずの暑さ対策で寝苦しい夜を乗り切りましょう。

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換気と扇風機で空気を循環させる

暑さ対策の王道、換気+扇風機です。

窓を二ヶ所もしくは窓とドアの両方を開けられる環境なら、
風の入り口と出口をそれぞれ作ります。

窓やドアを開けるときは、10~20cm程度でOK、幅は揃えておきます。
空気の入り口と出口は同じくらいの幅にした方が、
気流が乱れにくいため空気が循環しやすくなります。

その温度の低い方をを背にするように扇風機を配置します。
温度が変わらないようでしたら、風の通り道に追い風を吹かせるようにして置きます。

空気を動かすことで熱が溜まらず室内の温度も下がるため、寝苦しさが軽減されます。


打ち水はベランダにも効果的

打ち水とは、熱い地面などに水をかけて蒸発させることで地面の温度を下げ、
それによって空気中に移動する熱の量を減らすことで気温を下げることです。

さまざまな場所で実践されており、
その効果として気温が2度前後下がることが実証されています。

もちろん太陽の光をめいっぱい受けて熱々になったベランダも
打ち水の効果は十分期待できます。

打ち水のタイミング

夜を快適に過ごすためには、打ち水は夕方、日が暮れる前に行います。
夕方であれば打ち水で冷やされた地面が当日中に熱くなる可能性が少ないため、
空気中の温度も涼しいまま夜を迎えることができます。

ただし、日が暮れてしまうと地面の水分が蒸発しきれず
温度が下がりきらないまま、湿度だけが上がってしまい、ますます蒸し暑くなります。

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夕方の日が暮れる前の、水は蒸発するけれど
地面の温度が上がらない頃合いを見計らって打ち水をしましょう。

打ち水をする場所

打ち水の効果を高めるには、場所も重要です。

まず、日向ではなく日陰を選びます。
日向に水を撒くと、水分が一気に蒸発してしまうため十分に熱を下げることができません。
日陰ならば水分が程よく蒸発し、地面の熱がしっかりと気化熱として吸収されます。

ベランダがある場合は、ベランダへの打ち水も効果的です。
ベランダは日当たりがよい場所に設けられているため、温度が上がりやすい場所でもあります。
そのベランダを冷やすことで、隣接した部屋の温度も下がります。

また、一日太陽光を浴びた壁などに水をかけても効果的です。
わたしは二階に部屋があるので、窓を開けてすぐの屋根にも水をまきます。
そうすることで部屋に入ってくる空気が涼しくなる気がしますよ。

大量のお水が必要なときは、おふろの残り湯などを利用すると経済的です。


冷やした保冷剤などを利用する

夜お布団に入ると、体の周りに熱がこもってしまうのが分かります。
それでは寝苦しくて、とても熟睡できません。

冷やした保冷材などを活用して、お布団周辺を冷やしてあげましょう。

保冷剤

ケーキやアイスなどを買ったときに付いてくる保冷剤を再利用できます。
冷凍庫で凍らせたら、薄いタオルやハンカチなどにくるみます。
頭や脇の下、足の付け根などに置くことで、太い血管が冷やされて体全体の温度が下がります。

首の側面を冷やしても効果的ですが、
クビの横は冷やし過ぎると頭痛などの不調を引き起こしやすいため、
保冷剤は小さいものや薄いものを使って、短時間冷やすだけに止めましょう。

タオルにくるんだ保冷材は直接体に当てなくても
枕の横や足元に置いておくだけでも十分に周辺の温度を下げることができます。
お好みの場所においてみてくださいね。

ペットボトルの水

夜中の水分補給にあると便利なペットボトルですが、
凍らしておくことで比較的長い間冷たいままの水を飲むことができます。

また凍らせたペットボトルをお布団の近くに置くことで、お布団周りの温度が下がる上に、
扇風機を併用すればクーラーのような涼しい風を感じることができます。
一石二鳥ですね。

冷却ジェル

市販されている冷却ジェルは、長時間効き目を保つものも増えてきました。
冷却ジェルを使用するときは、保冷剤と同じように
頭や脇の下、足の付け根などに貼ることで、より高い効果を期待できます。


まとめ

暑くて寝苦しい夜が年々増えているような気がします。
エアコンばかりに頼っては、体調を崩しやすくなりますので、
生活の知恵をフル活用してできるだけ快適に夜を迎えたいですね。

とはいえ、熱中症になっては元も子もありません。
無理はし過ぎず、常識の範囲を超えて暑い夜などは
エアコンのお世話になることも選択肢のひとつに入れておきましょう。

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