「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」で知られるのは、盛岡さんさ踊りです。
今年40周年を迎える盛岡さんさ踊りをより楽しむためにも少し歴史を覗いてみましょう。

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盛岡さんさ踊りとは

昭和53年から続き、2017年で40周年を迎える盛岡の夏まつりです。
盛岡さんさ踊りのキャッチコピーは「来て、観て、魅せられ、加わるさんさ」。
踊りながら鳴らされる太鼓や笛、品の良い踊りがまつりを盛り上げます。

開催日時

毎年8月1~4日 18:00~21:00
2017年8月1~4日(火~金)

※パレードは18時から21時ですが、13時から16時頃までは
 盛岡駅前広場と市民文化ホールで伝統さんさの公演があります。

会場

パレード会場  :岩手県盛岡市 中央通会場(県庁前~中央通二丁目)
※雨天中止の場合:盛岡市民文化ホール(マリオス)

伝統さんさの公演:盛岡市民文化ホール(マリオス)
(13:00~16:00) JR盛岡駅前 東口 滝の広場

住所

盛岡市民文化ホール:岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1
盛岡市役所    :岩手県盛岡市内丸12−12−2
(スタート地点近辺)


おすすめの楽しみ方

まつりを楽しむ

午後からの伝統さんさ公演を楽しんだ後、夜のパレードへと繰り出しましょう。
広場での公演は観覧無料なので、そちらで品のある優雅な踊りをご覧ください。

岩手県公会堂大ホールでは、期間中毎日17時からさんさ踊りが練習できる、
『「加わるさんさ」当日練習会 in 公会堂』が行われています。
踊りや掛け声の練習ができるので、ぜひ参加してみてください。

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パレードでは最後部の花車で、輪踊りではいつでも誰でもが参加できます。
実際に踊ってみると、さんさ踊りの魅力をじかに感じ取ることができますよ。

またパレードで打ち鳴らされる太鼓も約50cmほどで立派なものです。
その数と鳴り響く音は一見の価値ありです。

盛岡を楽しむ

市内中心部の観光名所を回るのにおすすめなのが、観光バスです。
「でんでんむし」という巡回バスが一日フリー乗車券300円でお得です。

さんさ踊りの由来とされる三ツ石伝説の三ツ石神社にもご参拝くださいね。

駐車場

さんさ踊りが行われる中央通りは盛岡駅の東口にあります。
西口の駐車場でしたらスペースも広いため停められる可能性があります。


さんさ踊りの歴史を知る

さんさ踊りの由来

夏まつりの盛岡さんさ踊りは40周年ですが、さんさ踊り自体のの歴史は歴史は古く、
1780年代ころの文献にも「さんさ踊り」という言葉が登場しています。

藩政時代から受け継がれてきたさんさ踊りの起源は、三ッ石伝説に由来しています。その昔、南部盛岡城下に羅刹鬼(らせつき)という鬼が現れ、悪さをしてあばれておりました。困り果てた里人たちは、三ッ石神社に悪鬼の退治を祈願しました。神様はとの願いを聞き入れて悪鬼をとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証とし誓い内の大きな三ッ石に鬼の手形を押させました(これが岩手の名の由来だと言われています)。鬼の退散を喜んだ里人たちは、三ッ石のまわりをさんささんさと踊りまくったのが「さんさ踊り」の始まりだと言われています。

引用元:盛岡さんさ踊り振興協議会

さんさ踊りとは

昭和53年に名付けられた「盛岡夏まつり・さんさ踊り」のさんさ踊りは
各地域の踊りをもとに「通り太鼓」「七夕くずし」「え栄や夜さ差踊り」で構成され、
のちに「ふっこ福呼踊り」が加わったものです。

もともと各地域の異なる踊りを元にしたので、演目や振りがそれぞれ。
一般の参加者が踊るには少しハードルが高かったのです。

「加わるさんさ」ということで、一般参加者にも楽しんでもらうためには
誰もが踊れる振り付けが必要でした。

そこで「統合さんさ踊り」という踊りが作られ、
昭和52年の盛岡さんさ踊りの前身である川まつりでパレードが行われました。
この川まつりのパレードが成功し、翌年にはより盛り上がるようにと
「盛岡夏まつり・さんさ踊り」と名前を変え、現在へと引き継がれているのです。

さんさの意味とは

日本の民謡に「サンサヨー」という囃子詞があり、
江戸時代に流行った民謡によく使われていたことから、
さんさ踊りの「さんさ」もこの囃子詞が語源ではないかといわれています。

つまり、「さんさ」は囃子詞が転じて踊りの名前となったということです。

このほかにも、笹の葉を持って踊ったことから
「笹」が「さんさ」になったという説もあります。

掛け声

「サッコラ チョイワヤッセ」という掛け声は、さんさ踊りではおなじみのもの。
サッコラは漢字で「幸呼来」と書き、幸を呼ぶという意味があります。

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