勇壮な戦国絵巻が現実に再現される、夢のような行事があります。
相馬野馬追(そうまのまおい)と呼ばれる1,000年以上続く、伝統のある祭りです。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている、一生に一度は観てみたい祭りです。

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相馬野馬追とは

馬を追う野馬懸、雲雀ヶ原祭場地での甲冑競馬と神旗争奪戦、
街を騎馬武者が行進するお行列などの神事から成る福島県の伝統行事です。

開催情報

開催期間

毎年7月の最終土・日・月曜日の3日間
2017年7月29日・30日・31日(土~月)

※雨天決行です。

行事日程と会場

7月30日

お行列  :09:30~11:00/原町区・野馬追通り 小川橋付近から雲雀ヶ原祭場地まで
甲冑競馬 :12:00~13:00/雲雀ヶ原祭場地
神旗争奪戦:13:00~14:15/雲雀ヶ原祭場地

7月31日

野馬追い込み:10:20~ /南相馬市小高区から旧小高城内 

場所

住所:福島県南相馬市原町区橋本町4丁目13−27

会場への行き方

公共交通機関

【福島駅経由】
東京駅からやまびこで福島駅まで1時間30分、
福島駅下車、バスで原ノ町駅まで約2時間。

【仙台駅経由】
東京駅からやまびこ・はやてで仙台駅まで2時間。
仙台駅から常磐線で原ノ町駅まで約1時間20分。

常磐自動車道の高速南相馬IC から車で15分程度。

駐車場:臨時無料駐車場あり ※6月下旬頃までに発表されます。

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相馬野馬追
2016年の駐車場情報
相馬野馬追
2016年の交通規制情報

観覧料金

甲冑競馬・神旗争奪戦

有料

※閲覧には入場券が必要です。
大人:前売券800円/当日券1,000円。
小人:入場無料(中学生以下)

お行列

基本無料
※桟敷席は5名以上名2,500円で予約できます。


相馬野馬追の楽しみ方

観覧席のベストスポット

旗を取った馬が駆け上ってくる坂のあたりが観覧席のベストスポットです。
観覧席中央にあたるため競争率が高いので、早めに場所を確保したいですね。

会場を歩き回って観覧するのもおすすめです。

  • 甲冑競馬を柵の近くで観覧する
  • 観覧席スタンドの裏や横に設けられている臨時の馬小屋で馬を間近に見る
  • 馬が退場する通路で神旗争奪戦を終えたばかりの馬と人を見学する

食事

飲み物や軽食の販売はありますが、食堂がありません。

販売されている軽食には数に限りがありますので、
昼食は入場時に購入するか、事前にご自身で用意しておきましょう。

相馬野馬追の馬

相馬野馬追に出馬する馬は、その大多数が元競走馬です。

1970年ごろまでは日本在来の馬(野馬)も参戦していましたが、
現在では野馬が生息していないため、参加している馬のほとんどがサラブレッドです。

相馬野馬追の甲冑

相馬野馬追で使用されている甲冑はレプリカではなく、江戸時代のものが多いそうです。
激しい新規争奪戦で痛めた甲冑は、甲冑師によって補修され、毎年使われます。

数百年の歴史を紡ぎ、現在へと受け継がれている相馬野馬追らしい事実ですね。
相馬野馬追で使用された甲冑は、南相馬市博物館で観ることができます。

相馬野馬追に出るには

相馬野馬追に馬に乗って参加するには、どんな資格が必要なのでしょう。

相馬野馬追に参加するには、もちろん馬を乗りこなす技術が必要ですが、
そのほかに北郷騎馬会や宇多郷騎馬会などの五郷騎馬会への所属が必要です。
既に野馬追に参加している人に相談してみると良いかもしれません。


歴史を肌で感じる相馬野馬追

戦国時代の本物の甲冑、馬具を身に着け、
昔言葉での口上など日本の歴史を伝える伝統的な神事が相馬野馬追です。

圧倒的な迫力と歴史のある装いが戦国絵巻の世界を再現します。
一生に一度は間近で観覧してみたいですね。
そして一度観たら、その魅力にはまってしまうこと間違いありません。

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