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喪中はがきとは

喪中はがきとは、大切な人が亡くなった悲しみのため、
本当ならすべき新年のご挨拶を控えさせていただきます、
ということを知らせる年賀欠礼の挨拶状です。

誰かが亡くなったことをお知らせするためのものではなく、
大切な人を失った悲しみのため、祝い事などから距離をおいています、
というお知らせをするための挨拶状です。

誰が出す? 喪中の範囲とは

悲しみのためお祝い事を控えていますというお知らせなので、
本来は亡くなった人との血縁関係や親戚関係で
喪中はがきを出すか出さないかを決めるものではありませんでした。

そのため、血縁関係や親戚関係がなくても、
亡くなった人を偲んで悲しんでいるのであれば、
喪中はがきを出しても構わないということになります。

大切な友人や恩師を亡くしたため、喪に服すということは、
別段おかしなことではないからです。

また、血縁関係があっても、
祖母が100歳での大往生で、悲しまないでほしいとの本人の遺言もあり、
早めに喪を明けて年賀状を出すという決断も、別段不謹慎なことではなく、
むしろ故人の意思に沿った前向きな決断と言えます。

そのため、喪中はがきは誰が出さなければいけないという慣習やルールは、本来は存在しません。

一般的な目安

ただ、そうは言っても、一般的な目安が知りたいということもあるかと思います。

その場合、現在では2親等以内の身内が亡くなった場合は、
喪中はがきを出し、年賀欠礼とすることが多いようです。

2親等以内の身内(親族、姻族)とは

あなたから見て、両親・子供が1親等、
祖父母・兄弟姉妹・孫、その配偶者の祖父母の範囲の親族が2親等となります。

喪中の期間とは

喪中の期間は、上記の意味合いで考えれば「悲しみが消えるまで」となります。

あくまでも目安をあげるのであれば、以下の通りです。

父母  :12~13ヶ月
配偶者 :12~13ヶ月
子供  :3ヶ月
兄弟姉妹:3ヶ月
祖父母 :3~6ヶ月
おじおば:3ヶ月

ただ、一般的には年賀のご挨拶をする前年1年間(喪中はがきを出す当年)の間に
不幸が起こった場合、喪中はがきを出すことが多いです。

特に同居の家族や親族や、別居であっても両親や兄弟姉妹、子どもが
当年中に亡くなった場合は、ほとんどの方が喪中はがきを出すようです。

結局は、亡くなった方との縁の深さや悲しみによって変わってきますので、
喪中はがきは家族で相談して出すかどうかを決めるのが無難ではあります。

喪中はがきはいつまでに出すべき?

本来は年賀欠礼の挨拶状ですが、
喪中はがきを受け取った方も年賀状を送らないという習慣が一般的になっています。

そのため、お相手が年賀状の準備にとりかかる前、
11月中旬から12月初旬には届くように出しましょう。

喪中はがきに「年賀状はいつも楽しみにしているので、
気にせず送っていただけると嬉しい」と一言添えておけば、
喪中はがきを出すのが遅れても、お相手に気遣わせてしまうことが少なくなります。


不幸があった時期によっては、喪中はがきを出しても、
お相手に届くのが年末ぎりぎりやお正月になってしまうことがあります。

そんなときは喪中はがきではなく、年が明けてから寒中見舞いを送ることもできます。


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喪中はがきを送る相手は?

喪中はがきは誰に送るのか、迷うことがあると思います。

それもそのはず、この喪中はがきの送り先もまた、明確なルールや決まりはありません。

例年年賀状のやり取りをしているお相手には喪中はがきを送るのが一般的ですが、
お仕事のお相手に送るかどうかは、人によって異なるようです。

仕事は仕事と割り切るのであれば、喪中はがきは送らず、年賀状を送ることもありますし、
プライベートでもお世話になった方には喪中はがきで年賀欠礼のご挨拶をすることもあります。

送るお相手との間柄によって異なるのが、喪中はがきということになります。

喪中に年賀状が届いたら

上記の通り、喪中とは、身内に不幸があった悲しみから、
新年の喜びのご挨拶を控えるものなので、
こちらからは「あけましておめでとうございます」とは申し上げませんが、
お相手からの「あけましておめでとうございます」を受け取らないということではありません。

そのため、喪中に年賀状をいただいたら、ありがたくちょうだいしておきましょう。

事前に喪中はがきを出しておらず、また年賀状も出していないお相手ならば、
寒中見舞いを出し、昨年は身内に不幸があったため新年の挨拶(年賀状)を失礼したと、伝えましょう。

寒中見舞いは松の内が明けた1月8日から節分の2月3日までに出すのが一般的です。

故人が年賀状をやり取りしていた相手

亡くなった身内が同居していた場合、その人が年賀状を出していた相手には
喪中はがきで亡くなったこととこれまでのお礼を改めて送ることもできます。

万が一亡くなったという連絡が行き届いておらず、年賀状を頂いた場合は、
寒中見舞いで故人に代わり、ご挨拶させていただきましょう。

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