日差しが強くなる季節ですね。
紫外線対策は万全でしょうか。
紫外線にはA波とB波があり、A波は一年中降り注いでいて、
B波は、3月から9月まで長い間対策が必要となります。
ところが、わたしもそうですがアトピー性皮膚炎であったり、
肌が弱かったりすると、日焼け止めを塗った方が症状が悪化することもあります。
超敏感肌だと日焼け止めを選ぶのにもシビアにならざるを得ません。
今回は超敏感肌の方の日焼け止め選びのコツをまとめてみました。
日焼け止めの仕組みと日焼け対策の基本
SPFとは
サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で
紫外線B波(UV‐B)の防止効果を表します。
紫外線B波は、シミやソバカス・皮膚ガンの原因となり、
主に3月から9月までの長い間、対策が必要となります。
SPFの数値は、一定の時間を基準として、間に何も付けていない素肌と比べて
日焼け(紅斑といって赤い斑点が出て炎症を起こしている状態)が始まるまでの時間を
何倍に伸ばすことが出来るかという目安です。
つまりSPF20の場合、通常より20倍日焼けが抑制されるということです。
SPF値は高くなるほど、肌への負担が大きくなる傾向にあります。
SPFの目安
10~20 日常生活
20~30 軽いスポーツやレジャー
30~ 山など炎天下でのレジャー
50~ 海やスキー場など
PAとは
プロテクション・グレイド・オブ・UVA(Protection Grade of UVA)の略で
紫外線A波(UV‐A)の防止効果を表します。
紫外線A波は、皮膚を黒くするだけでなくシワやたるみの原因となり、
5月がピークですが、一年中対策が必要となります。
防止効果の目安としては、+が使われます。
PA
+~++ 効果がある 日常生活
++~+++ かなり効果がある 軽いスポーツやレジャー
+++~++++ 非常に効果がある 山など炎天下でのレジャー
++++ 極めて高い効果がある 海やスキー場など
敏感肌なら避けるべき日焼け止めの特徴
紫外線吸収剤は避ける
日焼け止めの成分には、肌の表面で紫外線を跳ね返す「紫外線散乱剤」と
吸収した紫外線を別エネルギーに変えて放出する「紫外線吸収剤」の2種類があります。
紫外線吸収剤を使用している日焼け止めは、効果が高いのですが、
その分刺激が強く肌が荒れてしまう原因となります。
アトピー性皮膚炎などの超敏感肌をお持ちの人は、
紫外線散乱剤タイプ(多くの場合がノンケミカルと表示)の日焼け止めを使うことをおすすめします。
紫外線散乱剤タイプは、白浮きしたりベタベタしたりと使用感が悪いのが弱点ですが、
UV-AだけでなくUV-Bも防ぐことができます。
SPFの数値は高いものを避けてこまめに塗る
さらにSPFの数値は、高ければ高いほど効果は強いのですが、
その分肌への負担も大きいので、50などの高い数値のものは避けましょう。
日常生活に使う目的ならば、20で十分です。
紫外線散乱剤タイプでもナノ化したものは影響が未知数なので避ける
白浮きしたりベタベタしたりといった使用感の悪さをカバーするため、
紫外線散乱剤を粒子レベルで小さくするナノ化という技術が開発されていますが、
粒子が小さくなったことで人体に及ぼす影響は未知数となりました。
また紫外線錯乱剤には、
光触媒作用(紫外線が当たることで有害な活性酸素を発生させる性質)を持つものがあり、
特にナノ化したものは肌を酸化させる力が強くなってしまうと言われています。
紫外線吸収剤と比較すると低刺激とはいえ、
肌にとっては紫外線錯乱剤自体も異物かつ、活性酸素も発生させるため、
アトピー性皮膚炎などの敏感肌を持つ人は、
ナノ化された紫外線錯乱剤が配合された日焼け止めは避けておいた方が無難です。
肌に優しい日焼け止め おすすめの3つ
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まとめ
アトピー性皮膚炎などの超敏感肌をお持ちの人は、
日焼け止めの効果だけでなく成分にまで気を遣わなければなりません。
赤ちゃん用と書かれているものは、この世で一番敏感な赤ちゃんでも使えるものです。
超敏感肌のあなたにも合うかもしれませんね。
今回取り上げた3つの日焼け止めはどれもおすすめですが、
念のため使用前に目立たない場所でパッチテストを行ってから、
問題がないことを確認したうえでご使用ください。
今年も紫外線との熱い戦いが待っています。
肌を死守するために、より良いものを手に入れましょう。